ここ最近で書き下ろした分をサンプルとして少しだけ。
ちょっと記録を引っ繰り返してみたら、なんと去年の10月だか11月だか辺りからやってるんですね、物理本の原稿。実際、「死んだら棺に入れてもらう本」というコンセプトのこの本は、私の終活の一環なので別にいつ出してもいいものなのですが、あんまり先になってしまうと私のモチベや記憶力の問題もあるということで、現在絶賛本腰入れて作業中――になっております。
何せ@kyoさんのプロットは、大半が頭の中。ようやく真面目にメモしたかと思えばそれも数行。更に真面目にやると、プロットではなく場面をまるっと書き始める。ホントこの作業、私には向かない。笑
そういったこともあって、記憶がしっかりしている内に片付けなきゃいけないなと。
先に書き上がっていた「バターとマーガリン」、「恋人がサンタクロース」は直すところがなかったのでそのまま行く予定なのですが、「罪を飲み込んで」が酷過ぎて酷過ぎた。20,000字くらい先に書いていたんですけど、あまりの酷さに頭からまるっと書き直しました。これで多分、私以外の人が読んでも意味が分かる筈。
字書きあるあるだと思うんですけど、「自分がわかっていること」と「読者がわかっていること」の切り分けが上手く行かなくなる時が偶にあるんですよね。要は説明不足ってヤツなんですけど。
例えばこの物語のシュウマサはどういった関係なのか。どういった背景を抱えているのか。更に云えばどういった世界観なのか。二次創作である以上、まあお約束で端折れる部分もあるんですけど、私は設定に独自解釈をもりもり盛り込む人なので、そこを端折ると何を云っているかさっぱりわからない話が出来上がってしまいます。
特に白河視点の場合、演出として勿体ぶった云い回しや矢鱈小難しい云い回しを入れ込むことが多いので、時間を置いて読み返すと、そうした点も含めて、「何云ってんのコイツ……」ってなることがままあります。なのでそれを全部噛み砕き直しました!
タイトル通りのお話と云った「Last letter」。私はもんの凄い頑固者なので、一度書いた作品は「意味がわからない」といったことがない限りは手を加えるということはしません。(誤字脱字衍字の修正はさておき)
ヨミスケくんを利用していますけど、今回そういった意味で大幅に手直したのは「白河愁の憂さ晴らし」だけです。でも直したら趣味に走り過ぎてしまったみたいで、専門用語が多過ぎるって云われちゃいましたけど!
だからこういうの、詳しく書くのを避けていたのに……!笑
ちょっと話は逸れましたが、この「Last letter」はヨミスケくんのアドバイスを取り入れて、完成後に少しだけ心理描写を加え直した作品となっています。それが吉と出るか凶と出るかはさておき、楽しんでいただけますと幸いです。
今回、全体的に重苦しい話が多くて、多分読む側としては嫌になるんじゃないかという部分があるのですが、そういった意味では「白河愁の嫉妬」は箸休め的な作品となっています。ラブはめっちゃ足らんけど!!!
なんかねー、@kyoさん的にはやることやらないとラブにならん訳ですよ!
ほら私、R字書きであることに誇りを持っているので!!!
これの為に攻略本を見返して地形だの何だの必死になって確認してました!使われるのはほんの一部ですけど、そういった苦労の影を読み取っていただけますと幸いです。
当初の予定とずれまくってしまった「安藤正樹の後悔」です。本当はもっと軽い話にしたかったんですけど、全体的なトーンが暗めだからか、この話もそれに引き摺られるように真面目な話になってしまいました。安藤正樹の名を冠しているタイトルの割に視点は白河なんですけど、これは先に紹介した「白河愁の嫉妬」をマサキ視点にしてしまったからです。逆にした方が面白いかなって、単純にそう思ったのでした。
ここまでがこれまでの進捗報告です。
で、残っている「罪を飲み込んで」と「HOME SWEET HOME.」で、恐らくあと30,000~40,000字ほど書くことになると思うんですけど(+再録の直し)、制作スピードとしては順調なので(例年の書き下ろし作業に比べれば、このぐらいの文字数は楽に感じます)九月ぐらいには入稿→製本出来ると思います。てかワンチャンコミケ入稿にぶつかる可能性もあるんですけど、そんなデスマーチの最中に、別にいつ出してもいい本を入稿するのは申し訳ないので、時期をずらして入稿しようと思っています。
で、肝心の配布までの手順なんですけど、それはもうちょっと形になってから告知をしようと思います。あ、告知はこちらでやります。流石に無配の告知はXとかではしません。(進捗のポストはしますが)細々と告知して細々とお配りしようと考えています。
以上、今週の作業報告でした!
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