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あおいほし

日々の雑文や、書きかけなどpixivに置けないものを。

抑止力は核ではない


本日、朝日新聞で記事になりました日本のウクライナ大使館が募っている人道支援用の寄付口座に、少額ですが(本当に志程度です)寄付をさせさせていただきました。主な理由は以下です。

1)このIT社会において、旧態依然な武力行使で、他国を支配下に置こうとするやり方が気に入らない。
2)欧米は元より、永世中立国であるスイス、更にはオーストラリアと、世界各国からウクライナに対する武器供与が行われている現状を鑑みると、これはWWW3であると認識出来る。
3)この世界的な危機において、何もせずに済ませたくない。
4)自身の創作物において戦争を扱うことがある以上、自身の立ち位置を明らかにする為にも、現実世界の戦争に対する意思表示は必要である。

この日記では4について語らせていただきたく存じます。厳しいことも語ると思いますので、ここから先は覚悟が出来た方のみお読みください。


私は良く、自身の創作物で「魔装機は戦争に対する抑止力である」といった内容の文章を記していますが、では現実世界で「核が戦争に対する抑止力である」と考えているかというと、そんなことはなく、むしろ絶対に成り得ないと思っているぐらいには、戦争における抑止力などという考え方は無意味であると考えています。
その理由は、これまで魔装だったり、SRWだったりをプレイしてきた皆様でしたらとうにご存じのことと存じます。いみじくもリューネが云ったことがありますよね。「力で制するヤツはより大きな力に制される」と。

巨大な力はより大きな力によって払われるのです。

私にとって、魔装と向き合うということは、戦争の現実と向き合うということでもあります。皆様には見えないところで漁っている資料には、今回の戦争でロシアが用いた禁止武器の話などもあったりします。そこには凄惨な画像が載っていることも珍しくありません。涙を流し、嗚咽を洩らし、そういった画像を見据えたことも一度や二度ではありません。

二次創作でそこまで、と思われるかも知れませんが、二次創作であるからこそ、弁えるところは弁えるべきだと私は考えています。他の何を茶化したとしても、本当に茶化してはならないものは絶対に茶化してはならないのです。表に出てこないこういった努力が(というのもおこがましいですが)あるからこそ、私の作品は私のものとなります。絶対に守らなければならない根幹的な部分、魔装における二次創作上のそれが、私にとっては戦争であるということをご理解いただければと存じます。

私が魔装の二次創作で戦争について言及するのは、決して戦争を推進しているのではなく、むしろその逆で、戦争を否定しているからなのです。ましてや、日本は世界における戦争での唯一の被爆国です。それが増えるかも知れない危機に、黙っているのは私の性分ではありません。ウラジミール・プーチンという男は核のボタンを押しかねない男であると、私以外にも思っている人は多いことでしょう。まさか、や、もしや、といった考え方は戦争には通用しないのですから。

私は今回人道支援の窓口に寄付をしました。
ちなみに、ウクライナの大使館は兵器調達用の資金の寄付も募っています。

考え方は人それぞれですが、私の考え方は「武力に対抗できる力がもしあるのだとすれば、それは金である」です。ひとりひとりの金額は小さくとも、それが世界中に波及すれば天文学的な金額が集まることでしょう。その金の使い方はウクライナ次第でありますが、「金で平和を買ってやる」そのつもりで寄付をしました。今後も戦争が続く限り私はウクライナへの支援を続けることでしょう。

絶対に茶化せないものの為に。

以上です。


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