らぶらぶなシュウマサエロを書きたいんですが、何故かギャグに寄ってしまうんですよね。
今回はエネマグラ使用です。マサキのキャラが少し崩壊しているので注意。
今回はエネマグラ使用です。マサキのキャラが少し崩壊しているので注意。
<真っ直ぐな欲望>
これ。と、マサキに差し出されたアダルトグッズにシュウは眉を潜めずにいられなかった。
リングをペニスに嵌め込んで装着するタイプの電動エネマグラ。先端が指のようにぐいぐい曲がるのが特徴であるようだ。抜け難そうな流線形とかなりグロテスクな形状をしているが、マサキ曰く人工工学に基づいて作られているらしい。
どういった経過を辿ればそういった奇特な事態になったものか不明だが、雑貨屋の主人がくれたのだという。ほら、見ろよ。凄ぇぞ。と、口にしながら、マサキが実際にエネマグラを動かしてみせてくる。うぃんうぃんうぃん。モーター音を立てながら首を豪快に振るエネマグラに、ひっそりとシュウは溜息を吐いた。
「自分でするときに使えばいいでしょうに」
「ひとりでこういうの使うの、お前嫌がるだろ」
「いえ、別に……」
ベッドの上でダイナミックに跳ね回っているエネマグラから、シュウはそうっと視線を外した。
稀にアダルトグッズをマサキに使用することもあるシュウではあったが、動きが激しいものを使用することはそうなかった。くだらない自尊心であることは自覚しているが、達《い》かせるのは自らの手でなければ気が済まない。シュウにとってアダルトグッズは前戯を彩るアイテムに過ぎないのだ。
「私に云わなければわからないのですから、ひとりで使えば良かったのですよ」
「お前はそういうの見抜いちまうだろ。だからこうして持ってきたんじゃねえか」
「いや……いえ、確かに」
会えない期間が長いからこそ、シュウはマサキの具合で自慰に耽っているかどうかがわかってしまう。それを口にせずにいられないのも、くだらない自尊心の所為だ。彼の卑猥な姿は自分だけのもの。シュウはマサキが自分抜きで快楽に溺れることを、心のどこかで許せずにいる。
「ところで、マサキ。あなたはそのエネマグラを、ひとりでするのに使いたいのですか? それとも私とするのに使って欲しいのですか?」
だからこそ、敢えて意地悪に尋ねてみれば、どうやら許可を得たかったとみえる。「……どっちも?」と、思いがけず欲に塗れた言葉が返ってきた。
「贅沢なことを云う」シュウはエネマグラを掴み上げた。「そういう人にはお仕置きが必要ですね」
マサキの手を掴んでベッドに引き倒す。
さしたる抵抗もなくベッドに横たわったマサキが、シュウの顔をじっと見詰めてくる。濡れた眼差し。自ら持ち込んできたアダルトグッズだから、だろうか。心なしか期待に満ちた目をしているように映る。
「脚を開きなさい」
即座に挿入されるとは思っていなかったようだ。おずおずと脚を開いたマサキの双丘の谷間、口を窄めている蕾にエネマグラの先端を押し当てる。会わない期間の間に相当に慰めたようだ。ぷっくりと膨れたひだ周りがいかがりがわしい。
「挿入《いれ》ますよ」
シュウはエネマグラをマサキのアナルの中へと挿し入れていった。
とぷり。と、音が聞こえてきそうなまでに、すんなりとエネマグラが飲み込まれてゆく。ややあって、リングを残すのみとなったエネマグラに、シュウはリモコンを手にした。まだ半勃《だ》ちになっているマサキのペニスにリングを通す。きっちりと固定されたエネマグラに、そうしてシュウはスイッチを入れた。
「ひゃっ」
前立腺を抉られたからだろう。高く声を上げたマサキが腰を反らせた。
あ、これ。あぅ。上手く言葉を継げずに身悶えるマサキに、シュウはリモコンをベッドに置いた。そのまま、両の手をマサキの乳首に這わせてゆく。ひゃぅっ、あ、あぅ。不自然に跳ねる喘ぎ声が、彼が感じている快感の度合いを示しているようだ。
「そんなに気持ちがいいの?」
「あ、あぅ。これ、これ。奥、すごい」
それはそうだろう。シュウはマサキの乳首を擦ってやりながら、既に漲り切っているペニスに目を遣った。呆気なく快感に飲み込まれてゆくマサキに腹立たしさが募る。とはいえ、同じ土俵に立てる筈もなし。ベッドの上で跳ねていたエネマグラの動きを思い出しながら、シュウはひたすらにマサキの乳首を嬲った。
ときに吸い上げてやると、悦びに満ちた喘ぎ声を上げる。
どの頃合いで達《い》かせてやるべきか。シュウはマサキの様子を窺いながら、指の動きに強弱をつけていった。うっとりとした表情を晒しているマサキが例えようもなく蠱惑的に映る。この砂糖菓子のような顔は自分だけのものだ。胸に湧き上がってきた衝動に、シュウはマサキのアナルからエネマグラを抜き取った。
「嫉妬しました」
「ん」
短く返事をしてきたマサキが、シュウに向けて手を伸ばしてくる。
シュウはスラックスを下ろして、マサキの両脚を抱えた。背中を掴んでくる手に、腰に回される脚。全身でシュウにしがみ付いてくる身体が、例えようもなく愛おしい。
まだ穴を開いて収縮を繰り返しているアナルに、シュウは挿入した。
あぅ。と、溜息にも似た吐息がマサキの口元から洩れ出てくる。早く、動けよ。続けて吐き出された言葉に、シュウはマサキの口唇に柔らかく口付けてから、ゆっくりと腰を動かし始めた。
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