件の年齢差逆転パラレルを打ち始めて、流石にこの設定はどうなんだろうなと毎回のことながら悩むことしきりなワタクシです。取り敢えず"秘めたる純情"は終わったので、次に何をしようかな、と考えた結果、怒涛の勢いでマサキがツッコミ続けるNWか、それとも溜まりに溜まっているリクエストを消化すべきか、それとも私の燃え盛る情熱が日々募って仕方がないザッシュ&ファング&マサキのアクションものをやるべきか悩みに悩んだのですが、アクションは(悪い癖さえ出なければ)そんなに長い話でもないので、習作でいいや、ということにしてリクエストに手を付けることにしました。
とはいえですね、当時の方々が見ていてくれるとは限らない訳でして、ちょっとこの設定でいいのかなー……と。
欲情する白河は、もう全て書き直したい気分に駆られて仕方がないので、設定を今更考え直している真っ最中です。何かツボにはまるシチュエーションが生まれれば簡単なのですが、蜘蛛の巣張り続ける四十路としましては、自らの経験談にも限りがある訳でして……で、その資料をアダルトビデオに求めても何も浮かんできやしない!(笑)(だったらBL読めよ、とも思わなくもないのですが、私はどちらかといわなくともフェチ嗜好なので、そもそも直エロが苦手というか、匂わせとまではいかなくとも手を握ったりとかのプラトニックな方がいいというか……年齢ですかね……)
JKだの妹だの姉だの職業ものだの痴漢だの盗撮だの素人を謳った女優ものだのワンパ過ぎるんですよね……しかもさー、痴漢とかっつーのはいかに周囲の人間に悟られずにやるかがポイントだと思うのにさー、何でおおっぴらにやっちゃうかね。それ全然面白くないじゃん。二次元だったら「ああ、ファンタジーね。おk」で済まされるんですけれどもね、三次元だとどうしてもリアルワールドを思い出してしまうので、許せないというかね。
そんな感じで私の好みに合う作品がないものだから困って困って仕方がない、って試聴を見ているからこそなんですが。でも全編通して見るのは流石に時間の無駄というか……もういっそマジックミラーとか変態プレイに走ってやろうかこの野郎!……っていけそうだな、なんとなく(笑)
どうでもいいですが、咥えているときの女優さんが上目遣いにカメラを見るのが、どうしても受け入れられないのは私だけですかね?どこ向いてるんだよ!男優の顔見ろよ!いやそのそもその媚びた笑顔が先ず嫌なんだけれどもさ!と思わずにいられません。見てて、ああ男ってこういうのが好きなのね、意味わからん、と呟くことしきりです。
アルビダの海も、甲児とマサキの話だったら、整備期間に起こった地元ヤクザとの乱闘書いた方が面白いんじゃないのとか、今更に頭の中がぐちゃぐちゃしていてですね、私はあの二人にはやっぱり悪友でいて欲しいんだな。白河ごときが割って入っていい仲じゃないんだな、と。情欲と友情は別物ですよね!違う?違う?清い友情でいて欲しいんですよ、あの二人には!いや賭け事に熱中している時点で清い友情ではないんですが!(笑)そこに欲を持つ白河を混ぜるのは、やっぱり何か違うよなー……と感じて止まない訳でして……
だから魔装世界でウェンディがマサキを好きだとか、リューネがマサキを好きだとかいうのが、なんか受け入れられないっていうかね。そのままの仲間でいて欲しいっていうかね。情欲を持って欲しくないっていうのは、大人ゆえの我儘だとは思うのですけれども。
って、ものっそい語ってますね、ワタクシ。
久しぶりにこんなに語りました。
で、本題に戻りますね。当時のリクエストを下さった方以外でも結構です。書き出しで世界観を書くのがワタクシなのですが、こんな感じでも大丈夫でしょうか。無理と仰るなら潔く諦めます。当時の目標は「SF世界にマサキたちがいたら」だったのですが、なんか私の書くSFは安っぽいというか……そんな気がしてなりません。
新世紀に入り、生殖能力の衰えた人間は、人口が減少の一途を辿っていた。
世界統一を果たした地球は連合国家ラ・ギアスと名を変え、世界のトップたる頭脳集団を集めたシンクタンク、”国際科学連盟”を発足。人類の黄昏という最悪の事態の収拾に努めるべく、かねてより提案のあった”人口統制プログラム”を発動。全人類に精子と卵子を提供させ、試験管ベビーを作り出し、それを空中都市において育成する――通称”エルドラド”を完成させた。
試験管ベビーだけではなく、様々な事情で親元を離れなければならなくなった子供たちもそこには収監される。そして徹底した教育プログラムの下、将来的な職業選択まで面倒を見る――自然に反する生殖行動に異論を挟んだ者もいたものの、右肩下がりに下がり続ける人口比率は、多くの人類にには概ね好意的に受け入れられていた。
しかし時として、親元を離れた子供たちは、管理されるのを嫌がってだろう。行政の目を盗んでは非合法な職種に就き、大人になるまで隠れて、そうしたある種の”追手”から、自身を遣り過ごすこともあった。
マサキもそのひとりだった。
大規模に行われる”狩り”と呼ばれる行政の児童捕獲は、決して快く感じられないものであった。エルドラドで生まれ育った大人たちが、総じて、牙を抜かれた獣のように大人しくも聡明で、しかし控えめながらも闊達だったこともあったからだろう。そこには何がしかの陰謀を感じさせる”何か”があると、行政を恐れない地上育ちの大人たちは口はばからず言っていたものだ。
マサキの失われた両親もそうだった。
だからこそ、その両親を失ったマサキは逃げた。逃げて、非合法と呼ばれるそうした職に就いて、大手を振って往来を歩ける年齢となるを静かに待っていた。だというのに――。
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