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あおいほし

日々の雑文や、書きかけなどpixivに置けないものを。

こないだ書いたやつのこと@30の物語編(後編)

後編です。

「想定外だったところ」
「裏設定」
「最初に考えていたあらすじ」

などについて書いています。


4)書いてみて自分でも想定外だったところ

基本的に私の作品は、多少あらすじからは外れることもあれど、想定の範囲内に収まってくれるので、想定外という事態はそんなに起こり得ないものであります。今回はSS集ということもあり、想定外の事態に陥ったのは以下の二点、ぐらいです。

<So what?>
結末がある意味、逆の地点に着地してしまったのは想定外でしたが、こちらの結末の方が話がうまくまとまっている気がするので、結果オーライです。
<Lotta Love>
バカンスにこんなに文章を使うとは思わんやん。笑 もうどんどん楽しくなってきちゃって。恐らく30篇中最長の長さになると思われるのですが、思ったより皆様に楽しんでいただけているようでよかったです。

5)裏話や自分の中での裏設定

<LONGING~憧憬~>
もう気付かれているとは思われますが、「愁い雨」&「TimeTunnel」と繋がっている話です。あと、拍手の「風青し」も同じテーマと時間軸のつもりで書いています。順番は「愁い雨」→「LONGING」→「風青し」→「TimeTunnel」です。とはいえ、あんまりこういう話は好まれない(救いがないので)、敢えて表で繋がりがあるとは書きませんでした。もし、望まれる方がおられるのでしたら、救済編を書こうとは思いますが、ふたりが肉体を捨てた後の話になってしまうので……
<DIALLING⇔CALLING>
もう筆を折ってしまわれた私が敬愛していた作家、清涼院流水御大(なんとわたくしと同じ年生まれ!)の御本に、「19ボックス」というのがありまして、その中に「♥最愛の物語 華ある詩~モナミ」という電話をテーマにした御話があるんですよ。私、この作品好きで、そんな風に書けたらいいなと思いながら書き始めたのですが、驚くほどかすりもしなかったですね!笑 「愛しTEL」が裏テーマだったのですが、うちのふたり直ぐにべたべたしたがるものですから、電話で愛を囁き合うのは無理だったという。笑 タイトルに遊び心が入っているのはその名残です。
<蝿の王>
ミステリになるかと思いきや、ならなかった作品。昔、「蝿声の王」ってエロゲがあったよなあ。などと思いながらタイトルを決めました!笑 「逃げ水」と繋がっていますが、それに触れる直接的な描写はありません。
<過去からのemancipation>
シュウマサをやる以上、どこかで周りの女性陣には向き合わなければならないということで、いつもないがしろにしてしまっているリューネを出しました。私の中のウェンディのイメージは、もうイベントシリーズの腐女子に足を突っ込みかけている三十路女で確定してしまっていますし、サフィーネやモニカについては夜離れで書いた通り、あくまでシュウを主人として生きるサフィーネに、シュウにとって都合のいい女でいいというモニカというスタンスですが、そういった意味でのリューネの立ち位置がどうにも上手く決まらなく。その答えが出ればいいな、と思いながら書きました。白河とはお互いライバル同士でいいんじゃないかな!笑
<Night End>
この思いがけずモニカと組むことになるマサキシリーズって他にも私の脳内にあったりするんですけど、大抵アダルトな施設の話になってしまうので、今回は新たにきちんと設定を一から作って出しました。でもオークションの目的は性奴隷として、ですけど!
いずれ他の潜入捜査シリーズも出したいものです。マサキがそういった目的でオークションにかけられる話とか、エグイ内容ばかりですけど。笑
<君に捧げる贈り物>
Twitterでの話が元になって書いた作品です。細かい作業が絶望的に苦手に違いないマサキに、そういった作業をやらせたい!結果がどうなるか見たい!と思ったんですけど、公式の設定的にマサキって何だかんだで器用っぽそうじゃないですか? 問題は飽きっぽい性質ってところだけで。
作業は実際の封入作業を元にしております。これをやらせる為の設定はどうしたらいいだろうと思った結果、セニア様には誕生日を迎えて頂くこととなりました。腐っても王族。きっととんでもない量のお祝いが届くんでしょうね……。まあ、お祝い事に限らず、あちらの方々は普段からご献上品に埋もれた生活をなさっておられるので、別段、誕生日だけが特別って訳ではないでしょうが。
<三十七度五分>
本当は他の方の作品みたく、マサキを構い倒すゼオルートが書きたかったりするんですけど、私が書くと何故かこんな感じで、あんまり構ってくれません。まあ、男の子は構われない方が大人に懐くという話もあるので、この方がむしろマサキ的にはゼオルートへの執着心が増して美味しい展開げふんげふん。
<Confession of love>
前編でちらりと触れましたが、「一生に一度、ひとりの人間にしか愛してるを云えないとしたら、ふたりはどう行動し、どのタイミングで云うか」という作品の白河バージョンです。実に思い切ってくれたものですが、白河にとって死は救済であったのですから、それを与えてくれたマサキへの想いは半端なもんじゃないだろうと。腐ってる?いいえ正常運転です。笑
<されど、物語は続く>
こんな長さで終わらせていい話ではないので、いつか続きを書くんじゃないかと思います。
<Lotta Love>
Twitterでの呟きを読んでいらっしゃる方はご存じだと思うのですが、魔装機神って政治が絡んだロボット物の割に、私今回、それらしい展開を主軸にしていない!と思って、最初はそれをどうにかして出来ないかと思っていたのですが、続編をプレイしないことには無理そうなので、だったらご褒美バカンスよ!になりました。振り幅が大きいですが、そろそろべたべたしたふたりが見たかったので結果オーライです。笑 そして当初予定していた話は、エロをマシマシにしてDARKNESS MINDの新章にしたいと思います。マサキが襲い受けをやるというもうあのシリーズの最初の頃の展開からしたら信じられないぐらいの調教の効果ですが、まあ、いいんじゃないですかね。このシリーズのふたりからしたら、このぐらいは当たり前の日常ですよ。ええ。

6)最初に考えていたあらすじやイメージ

<Sweet Dreams>
甘い話にするつもりだったんですよ。白河の優しさに絆されてなんちゃらかんちゃらどうたらこうたら的な。出来上がったら業の深い話になってしまいましたが、定期的に私、昔のひりついた関係のふたりが恋しくなるもので……つい……
<It's Show Time!>
ただもうボーイズトークをしてくれればよかったのですが、何せ下品な話題を嫌う白河のこと。どうやったらボーイズ下ネタ話をマサキとしてくれるのかと思って、色々考えを捏ねくり回した結果がこれです。思いがけず彼が耳年増だったことまで判明してしまいましたが、まあそこはね。幼児は思った以上に大人の話を理解しているものですよ。
<きっと、云えない>
最初に考えていたのは、本当に「好き」を伝えられないシュウマサだったんですが、いざ書き始めたらマサキが絶望的にそこまで行ってくれなくて、ああいった話になってしまいました。でもお互いのどうにもならない執着心は書けたのでOKです!(親指を立てながら)
<Night End>
もうちょっとマサキを活躍させるつもりだったんですけど、理解度の関係で難しかったですね。地上でサイバスターという一国一城の主となって、使い魔を従えて彷徨った日々は、彼に相当の経験を齎していると私は思っているので、そういった意味で戦闘や潜入のプロになった彼を書きたくあったのですが、モニカが強過ぎというか、シュウを筆頭とする邪神組が強過ぎました。館に潜入しているサフィーネや様子を探りに来たテリウスと顔を合わせる展開なんかも考えていたのですが、全部ぽしゃりましたよ!!!!全部!!!!!!あんたら強過ぎるのよ、本当に!笑
<戦士の休息(改題:My Favorite Things)>
My Favorite Thingsの歌詞通りに進めようと思っていたのですが、何故かそうは行かなかった作品です。そもそも、本当はマサキがひとりで気分転換をする話だったんです。どうしてリューネを出すことになったのかは、ちょっと思い出せないですね……リューネ復権期間だったんかな……
<So what?>
最初は後半、エロエロにしようと思ってたんです。怒った白河がマサキを問い詰めるのに云々といった感じで。ところがマサキの人たらし術が炸裂してしまったのと、ウェンディをそんな爛れた関係に巻き込んではいけないというブレーキがかかってしまい、爽やかさ度がマシマシに。笑 今回考えていた展開は、いずれ他の話で使おうと思います。ほら、うちの白河嫉妬深いし執念深いし目的の為に手段を選ばないし、ですし。
<大円団《グランドフィナーレ》>
まだ書いていない物語の話をして、前後編に渡って続いたあとがきを終わりにしたいと思いますが、今の所タイトル通りの話になる予定です。私の夢見ている世界。腐女子的な意味での収まりのよい世界というのはこういうものなんじゃないかというのを書きます。これ以外の締めがどこにあろうか、ということで、長きに渡ってお付き合い有難うございました。

拍手、感想有難うございます。本当に有難く感じております。

六連勤+一休+六連勤の疲れが相当溜まっていますが、もう少しでGW。更新ペース的に「Lotta Love」はそれまでに終わらないのが確定しているのですが、ご褒美回ですしね。私がやりたいことをとことん詰め込みたいと思います。気が済むまでべたべたさせるわよー。読み返すのが恥ずかしくなるまでやるわよー。ではでは!


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