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あおいほし

日々の雑文や、書きかけなどpixivに置けないものを。

偶にはちょっと語らせて その2
過去作SS置き場をサイトに作りました。
pixivには残っているけれども、何故かサイトにはないという事態もこれで解消されます。

そのついでに@kyoさん、また語っちゃうぞー!
まだ更新していない作品もありますが、お暇な方はお付き合いいただけると幸いです。
Daily life/ゾナノイサョシ

何もない一日、というのを書きたくて頑張った作品。

「戦いばかりの日々を送っているふたりに対しての一番のご褒美は何か?」

という私自身の疑問に自分で答えた形になります。完全に何もない日を書くことの難しさを痛感しました。本編で白河が書斎を使っている気配がないとマサキが云ったので、番外編で書斎について白河に語らせてみました。

ここから「八月の或る長い一日」が生まれていますが、設定を引き継いだだけで、直接的なつながりはありません。また食器メーカーの名前が変わっていますが、「一緒に暮らそう/SUGARTOWNはさよならの街」もここから設定を引き継いでいます。近年の作品は、基本的にこの作品を元に話が進んでいると云っても間違いではないと思います。

意地っぱり/寝入りばな/風邪っぴき/カフェ・オレ

病んでいた頃の作品です。

もうこのパターン飽きたと思うんですけど、当時は本当にシュウマサが心の拠り所で、どんな短い話でもいいから彼らのラブが見たかったんです。で、書いたのがこれら一連のシリーズでした。

「コマンダー・オペレーション」のシリーズには元になる作品があるのですが(個人的に書いていたものなので、日の目は見ていません)、その作品を書くのには気力が足らず。でも艦内で色々やってる彼らが見たい! で書いた作品でもあります。なのでこの後に「技術者と~」が続いているという。

書いている間は何もかもを忘れられるほど幸せでした!SSの真髄ってこういうことなんだなあ、と思った作品でもあります。やっぱ艦内ネタは妄想が滾りますね!

ちなみに「カフェ・オレ」は昔やっていたフリゲ攻略サイトで、無断で攻略を上げたところ、無言でリンクを張ってくださったとあるフリゲ作家さんのゲームのタイトルから拝借しました。無礼な私に寛大でいてくださった当時の作家の皆様には、本当に感謝しています。その感謝を形にしてみたのですが、よくよく考えたら腐向け二次創作のタイトルに使われるってアレですよね……

白い文庫/赤い新書

私何でこんな作品書こうと思ったんだ?

何度も云っていますが「白い文庫」は実在したとある文庫の読者プレゼントでした。そこまではいいんですよ。それを何故こんな形で使おうと思ったのかが全くわからない!笑
赤い新書はリクエストですよね?白い文庫の白河バージョンをというリクに答えたものの筈です。だったら「白い文庫」の後に読者プレゼントになった赤い新書を使おうと。
日記形式にならなかったのは、この話の白河はマサキを揶揄うのに全力を捧げるだろうな、と思った結果です。

ちなみに「続・白い文庫」の頃はニコ動に大ハマりしていた時期でした。
今考えるとハチャメチャな内容ですが、そこそこ楽しんでいただけたようで何よりです。

灰が落ちる前に

喫煙者の肩身が狭くなっていることが許せなくて書きました!スミマセン!!!

私は考える時に煙草を大量に必要とする人間でして、執筆のお供は煙草というくらいに煙草に頼り、煙草で死ぬなら本望というくらいに煙草を愛する人間でもあります。吸ってるだけで迷惑がかかると云われますけど、それと同じくらい飲酒者も迷惑をかけていると思うのですが、何故か酒飲みは喫煙者を目の敵にするんですよ。

そういったストレスが溜まった結果がこれです。

誰に煙草を吸わせようかと考えた結果、セニア様には煙草がお似合いになる!と思ってからは早い早い。一気呵成に書き上げたような気がします。
マサキはアレですね。公式で酒を飲む描写があるくらいですから、きっと煙草も(興味本位で)吸ったことがあるだろう。そう思って吸わせました。
白河は絶対に吸ったことがあると確信をもって書きました。彼は興味を持ったことには(それが身体に悪いとわかっていても)手を出さずにいられない性格だと思っているので。

祥月命日

誰もが皆通るネタを通っていないことに気付いたので書きました。ただの命日にしなかったのは、そのぐらい彼らにとってゼオルートの死は重いものであると思ったからです。この作品を書いたことで、ようやく魔装の二次創作者らしくなれたと、個人的には思っているのですが、いかがでしょうか?

書きたいことは全て作品に詰め込んだのですが、公式のプレシアが思った以上にゼオルートの死を引き摺っていて(彼女にとっては身内なので当然なのですが)、困ったことになったと思ったりもしています。ですので、この作品は、いつかの未来にこうなれればいいなという私の願望です。

機械仕掛けの地球儀

某さんの10周年記念にお贈りした作品です。

当時はファンタジーを読むのにハマっていて、その影響が垣間見える作品となっています。基本、私そのとき好きな物を混ぜてしまう人なんですよね。とはいえ、人様への捧げもの。どういう作品を書こうか悩んで悩んで悩んだ作品でした。

私の執念が結実した作品でもあります。

思えばあれは22歳のとき。私が不在の間に人の部屋の押し入れを許可なく勝手に漁った某ジャニーズアイドルが、そこで見つけた大量の同人誌の存在を許せなかったことから話は始まります。

もう頭ごなしに全部捨てろ捨てろ煩い。

彼の兄である元夫のとりなしで捨てずに済みましたが、二対一の構図になったことがお気に召さなかったらしい彼は、恐ろしいことにメディアで同人嫌いを告白。(偶然だと思われると思うので書いておきますが、彼は私と意見が対立して、自分の立場が危うくなるとファンを味方に付ける性格でした)今現在に至るまで、同人嫌いのジャニーズとして有名なままです。
とはいえ、全ての同人誌を否定しているつもりではなく、「人の褌で相撲を取っている」二次創作が許せないのだそう。それは私も思うところがなくはないので、だからこそ私はこうしてオン専で、「絶対に読者から金は取らない」をモットーに活動しています。

そんな彼でしたので、私が二次創作のサイトを立ち上げたのを知った時は、相当に驚いたようです。ただ事ここに至っては私を止めるのは不可能だと悟ったんじゃないでしょうか。性的描写を控えて欲しいとは云ったものの、サイトを続けることに対しては何も云いませんでした。

私は彼に認めさせたかったのです。
二次創作だって立派な創作であることを。

そもそも一次創作にしたところで、別の作品をベースにして、それを自分のセンスで味付けして、世に出している作品は山ほどあるのです。(魔装だってそうですよね)それと二次創作の何が違うっていうのでしょうね? どちらも本質は同じだと思いませんか?
ですから私はその時持てる力の全てを作品に捧げてきました。今見返すと未熟な所ばかりが目立ちますし、今になっても自分の目指すところには辿り着けていませんが、それでも常に全力を出して作品を生み出していることに変わりはありません。

少々話は逸れましたが、この作品を読んだらしい彼は、私に対してこう云ったのです。

「俺、あの作品、好きだよ」と。

それまで私の一次創作にしか吐かなかった言葉を、二次創作で吐かせることが出来た! 勝ち負けではないですけど、勝ったと思いました。だってそうじゃないですか! 22歳から十年以上。同人誌を全部捨てろから、ついにはこの台詞を引き出せたんですよ! 嬉しくない筈がない。

私はこの作品で、ようやく彼に自分の創作活動を認めさせられたのです。
とはいっても、彼は今現在も相変わらず同人嫌いで通ってますけど。

でもそれも無理なき事。Twitterで同人ジャンルの変遷を可変グラフにしたものが流れてきたことがありました。面白そうだと思ってそれを見てみたら、彼のCDデビュー前後のジャンル一大ジャンルじゃないですか。恐ろしい。(私は二十歳ぐらいより同人界から離れているので、どのジャンルがどれだけ流行ったというのはわからないのです)
ナマモノであんな巨大ジャンルになったら、そりゃあ同人誌を毛嫌いもするよ……そんな感想を持ったわたくしでございました。ああいう立場は辛いものですね。

と、綺麗ごとを書きましたが、彼に対して怒りを感じた時に、「あんたたちのカップリングで同人誌出したろか!」と思ったりしていたのはここだけの話。私、多分、誰よりも本質を抉った作品を書けると思うんですよね。笑

と、魔装からは離れた話になりましたが、以上、当時を振り返った自分語りでした。
ここまでお付き合いいただきまして有難うございました!


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