前回はこのシリーズにしては大人しかったのですが、今回からトップスピードに上げていこうと思います。
って、何の宣言!?笑
何度でも繰り返して云っていいと思うのですが、この話は私がエロに飽きたら終わります。なので頑張れマサキ。今回は君がリードをする番だ!(`・ω・´)9m
拍手&コメ有難うございます。励みとしております。レス返は夜に行いたいと思います。
って、何の宣言!?笑
何度でも繰り返して云っていいと思うのですが、この話は私がエロに飽きたら終わります。なので頑張れマサキ。今回は君がリードをする番だ!(`・ω・´)9m
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<インモラルオブザーバー>
最後まで投降することのなかったシュウは、結果的に被弾のダメージと疲労で意識を失ったらしかった。ラングラン正規軍としてはシュウの身柄を預かりたい様子であったが、自治区が絡んだ問題だと告げると自分たちの手には負えない事態であると認めたようだ。彼らはグランゾンだけを引き取ると、シュウの処分はマサキに一任して駐屯地へと戻って行った。
自治区に戻ったマサキはシュウを房に放り込んだ後に、セニアにコンタクトを取った。所属不明の軍勢がラングラン国内を横断して自治区にまで勢力を伸ばそうとしている。決して看過してはならない事態に、完全無欠の女傑は急ぎ軍勢の足取りとその背後関係を洗い出すと約束してくれた。
いずれはセニアから情報が入るにせよ、マサキとしてはシュウ本人の口から事情を聞きたいと望んでいた。どうして突然に自分の目の前から姿を消したのか。この一週間をどう過ごしていたのか。誰に雇われてどういった目的で自治区に攻め込んできたのか。聞きたいことは山程あったが、とはいえ、どう話を進めれば彼が口を割ってくれたものか。マサキはつい感情的に彼を責めそうになる自らの口を塞ぐように、シュウの口唇を幾度も吸った。
たった一週間しか離れていなかったのに、懐かしく感じられて仕方がない。
何の前触れもなくマサキを置いて行ったシュウだったが、その割にはこうした行為に抵抗を示すつもりはないようだ。程なくして口腔内に忍んできた彼の舌がマサキの舌を攫った。直後に絡み合った舌に躾けられきったマサキの身体が激しく疼く。
この一週間で溜まりに溜まった欲望は限界を迎えていた。
マサキはひたすらにシュウの口唇を貪った。冷えた感触を伝えてくる肌の温もりも、触れた口唇の柔らかい温もりも、そして滑った感触を伝えてくる舌の温もりも、全てが懐かしく、そして心地良く感じられて仕方がない。
「ねえ、マサキ。私をここから逃がしてはくれませんか」
思う存分その口唇を味わったマサキが顔を離せば、シュウが睦言を吐くように甘ったるい声を放ってくる。
まるでマサキなら自分の云うことを聞かせられるとでも思っているような口振りだ。それが単純に面白くない。マサキはその場にしゃがみ込んだ。前回のように事情があっての行為であったら、ここで理由が聞ける筈だ。そう思いながら、目の前に在るシュウの顔を覗き込む。
「自分の立場がわかってねえ台詞を吐きやがる。云え、ここに手を出した理由は何だ」
「私が簡単に口を割るとでも? だとしたら安く見積もられたものですね」
「だったら暫くここで頭を冷やすんだな」マサキは立ち上がった。
剣術に魔術。使える能力の大半を封じられてもシュウが余裕を失うことがないのは、潜り抜けてきた修羅場の数も勿論だったが、彼にとってそれらの能力が占めるウエイトが、それだけ低く見積もられているということでもある。そう、彼にとっては比類なき頭脳こそが本懐である。それを改めて確認したマサキは、緩みかけていた気持ちを引き締め直した。
「食事は運んでやる。少し待ってろ」
「あなたが食べさせてくれるのですか、マサキ」
「他にどういった方法があるんだ。房内とはいえ、お前は剣術と魔術を使えるんだ。その手足を自由にする訳にはいかないだろ」
「トイレは」
「俺が来るまで我慢するんだな。それとも理由を吐く気になったか? 事情如何では手ぐらいは自由にしてやってもいいが」
まさか。と、口元を歪めてみせたシュウにマサキは溜息を吐かずにいられなかった。
彼がこの場でマサキに事情を伝えるということをしてこないのには、ふたつの理由が考えられた。ひとつは何らかの事情によって彼の意思疎通の手段が限られている可能性。もうひとつは彼が本当に心変わりをしてしまっている可能性だ。とはいえ、シュウの失踪の直前まで彼と暮らしをともにしていたマサキとしては、後者の可能性は限りなく低いと考えるしかなかった。あそこまでマサキに何も覚らせず姿を消せるなど有り得ない。シュウは突発的な事情が発生して、その為に行方をくらましたに他ならなかった。
魔術か、それとも以前マサキが首に嵌められたような小型機器か。いずれにせよ彼が命にかかわるレベルの拘束を受けているのは間違いないと考えられる。だのに、こんな時ですら彼はその余裕たっぷりな態度を崩すことはないのだ――。マサキは房に繋がれているシュウの姿を凝《じ》っと見詰めた。捕らえられて然程時間が経っていないからか。彼の気力はまだまだ充分なように感じられる。
ふたりで暮らしていた時には愛おしかったその笑い方が、今はただただ憎らしい。
マサキは彼の本心を悟らせない笑顔を眺め続けた。もしかしたら、彼は彼なりの方法でマサキに信号を発しているかも知れない。マサキは些細な変化も見逃すまいとシュウに視線を注いだ。瞬きの回数、口唇の動き……けれどもそうした予想は脆くも裏切られた。
マサキ。と、シュウがマサキを呼ぶ声が房内に凛と響き渡った。「そろそろ身体が夜泣きを始める頃でしょう」クックと嗤いながらそう言葉を継いだ彼は、房内にマサキが留まり続けているのを未練と取ったようだった。
「幸い、私は動かずしてあなたを可愛がってあげられます。ほら、マサキ。動《・》き《・》な《・》さ《・》い《・》。あなたが私を満足させてくれれば、それに見合うだけの時間だけあなたに付き合ってあげましょう」
その宣言を聞いた瞬間、マサキの脳にぼんやりとした膜が張った。次いで全身が激しい渇望に支配される。自らの身体でありながら、どうにも上手く云うことを聞かせられない。催眠暗示。瞬時にして自らの身体の制御権を失ったマサキは、ふらつく足取りでシュウの前に跪いた。
そうして彼のスラックスに手を掛けた。
ホックを外し、ファスナーを下ろす。その奥から彼の男性器を引き出したマサキは、口腔内に溜まった唾液を飲み込んだ。ごくりと喉が鳴る。三日と開けず彼に躾けられていた身体は歓喜の雄叫びを上げていた。どれだけこれが欲しかったことか。顔を伏せたマサキはその温もりを味わうべく、ゆっくりとその滑らかな表面に舌を滑らせていった。
「そう、いい子ですね。ほら、マサキ。もっと咥えて。ちゃんと出来たらご褒美ですよ」
唾液を絡ませながら舌を這わせ、愛おしさを伝えるように口付ける。その都度、熱を増してゆく彼の男性器。マサキはシュウの顔を見上げながら、緩くその亀頭を吸い上げた。彼はマサキが自らに従順に奉仕する姿を眺めているのが、よくよく好きらしい。残虐とも取れる笑みがその口元に浮かぶ。
二度、三度とその先端に口付ければ、塩味がかった液体が滲み出てきた。それを丹念に舐め取ったマサキは、いよいよとその昂ぶりをひと思いに口の中へと収めていった。
舌の上に乗せた亀頭と陰茎をざらついた舌乳頭で擦ってゆく。んっ、んんっ。深く彼の男性器を飲み込む度に、自然と喉奥から溢れ出てくる声。嗚呼、もっと。マサキは広げた喉の奥へと彼の男性器の先端を招き入れていった。息をするのもままならない体勢だったが、けれどもそれは彼との例えようのない一体感をマサキに与えてくれた。
――んん、んく……んっ、んんっ……
小刻みに喉奥に咥え込んでいた男性器を、マサキはずるりと吐き出した。時々は喉を休めなければ息が続かない。輪郭をなぞるように亀頭を舐め回していたマサキは、そろそろ大丈夫だとうとまた深く彼の男性器を喉奥まで詰め込んでゆく。
滑らかな舌触り。少しばかり筋ばった彼の男性器が、マサキの喉の中でよりいっそう硬さを増した。マサキよりいっそう口淫に精を出した。亀頭の縁を喉の入り口に引っ掛けて、彼の男性器を喉輪で扱く。それがシュウの嗜虐心を満たすのだろう。微かに上がった呼吸の音を聞きながら、マサキはシュウに奉仕を続けた。
やがて、不意にクックとシュウが嗤い始める。頭上から降ってきた楽し気な嗤い声にマサキは顔を上げた。
「あなたは欲しくて堪らなくなると、その度合いに比例にして咥え込む量が増えますね」
「煩え。誰だよ、そんな風に躾けたの……」
「私ですね」シュウは更なる嗤い声を上げた。「私と一緒に来ればいいものを。そうしたら毎日だって可愛がってあげますよ、ねえマサキ」
「絶対に嫌だ」身体を起こしたマサキはジーンズを脱いだ。
そのまま、シュウの腰の上へと乗り上がってゆく。下着を履かなくなったのは彼の脱がす手間を省く為だった。マサキは自身の手で露わとなっている臀部を割った。ひだを寄せている蕾が、欲しいものを訴えるかのようにしきりと収斂を繰り返している。そこにマサキはシュウの反り返った男性器をあてがった。
シュウの許可なく自慰をすることを禁じられているマサキは、彼が行方をくらましていた一週間も律儀にその規則《ルール》を守り続けていた。とうに限界を超えた欲望が、理性の内側で暴れ狂っている。褒美。と、マサキはシュウの耳元で囁きかけた。好きにしなさい。シュウの返事に一気に腰を落としてゆく。
想像していたよりも素直に、そしてするりと後孔の中に入り込んでくる彼の男性器にマサキは仰け反った。全身に電流を流されたかのような快感が走る。はあっ……ああっ……背中を逸らしたマサキは彼の肩を掴みながら、腰を前後に降り始めた。
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