私すっかり忘れてたんですけど、エロって書くの難しいんですよ!!!!
そんな感じでまさかの二日経過となりました。短いですが、今日の更新はここまでにしたいと思います。ひーん。
拍手、コメント有難うございます。感謝しております。
レスは明日お返ししますね!
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<インモラルオブザーバー>
そのマサキの動きに合わせるように、シュウが腰を動かしてくる。
僅かに抜けてはまた嵌まり込んでくる彼の男性器に、裏返った声が口を衝く。あっ、あっ。亀頭の先で肚の底を叩かれたマサキは爪先を突っ張らせた。陰嚢から亀頭へと突き抜けた快感が、マサキの理性を剥ぎ取ってゆく。
「あなたは本当に前立腺《ここ》を叩かれるのが好きですね。ふふ、こんなに男性器《ペニス》を硬くさせて」
「煩え、捕虜の癖に……もう少し大人しくしやがれ……」
「相変わらず素直に受け入れるということをしない人だ。ねえマサキ、なら、自分で続けてみますか」
云うなり腰の動きを止めたシュウに、けれどもその程度で折れるような気持でもない。マサキはシュウの腹に自身の男性器を擦り付けるようにして腰を動かし続けた。男性器に絡み付く衣服の感触が例えようもなく気持ちいい。
後孔を満たしている男性器から得られる刺激と、彼の衣装に密着した男性器から得られる快感。マサキは前後から襲い掛かってくる快感に更に声を上げた。あ、あ、いいっ。それはシュウのマサキに対する制圧欲を満たしたようだ。嫌になるほど自信に満ち溢れた口元。怜悧な眼差しがマサキの顔を捉えている。
とはいえ、彼のそういった態度は今に始まったことでもなく。
シュウとの性行為における関係性が成立しているマサキからすれば、彼のこうした表情は見慣れたものでもあったし、だからこそ逆に安心感を呼び覚ますものでもあった。被虐と嗜虐。執着心の強い男は人目も憚らず、マサキを躾けることもままあった。だからこそシュウに快楽を教え込まれたマサキの身体は、彼との性行為に強く縛られてしまっているのだ。そう、彼が行方をくらまして尚、彼の云い付けを守って禁欲生活を貫くほどに。
「はっ、ああっ、いくっ。ああ、いくっ、イク……ッ」
その後にようやく得た悦楽の時間。それはマサキを貪欲にさせると同時に、早くも限界に追い込んでいた。ひっきりなしに汁を吐き出す男性器が、全てを解き放つ瞬間を待ち望んでいる。イク、イクイク……マサキはいっそう強く自身の男性器をシュウの腹に擦り付けた。瞬間、ぐいと後孔の奥をシュウが突き上げてくる。
「ア、アアアッ! アアッ……!」
目の奥で火花が弾け、脳がショートする。続いて腰の力がすとんと抜けた。ずぷりと嵌まり込んだシュウの男性器に押し出されるようにして、マサキの男性器から精液が吐き出される。あ、ああ……っ、あ……。止め処ない快感。細く長く続く余韻に全身を侵されながら、マサキは溜まりに溜まった一週間分の精液を吐き出しきった。
荒くなった息を鎮めるようにシュウの肩に顔を伏せて、マサキは暫く彼の肌から伝わる熱を感じていた。その耳元にシュウの口唇が押し当てられる。もう終わりですか、マサキ。囁かれたマサキは薄く目を開いて、彼の顔を見た。
性行為の最中でも、表情を崩すことをしない男。余裕に満ちた表情でマサキを見詰めているシュウの瞳に、微かに情念の炎が揺らめいているのをマサキは見た。
後孔に収めている彼の男性器が、より太さを増したように感じられた。次の瞬間、その硬く張った熱がマサキの腸内でずるりと動く。んんッ。マサキはシュウにしがみ付いて顎を上げた。達したばかりの身体に追い打ちをかけるように、ゆっくりと抽迭を始めるシュウの男性器がマサキの前立腺《弱い所》を擦っている。
「や、今、イッたばっか……」
「ちゃんとあなたも気持ち良くしてあげますよ。ほら、マサキ。思《・》い《・》出《・》し《・》な《・》さ《・》い《・》」
ぞわっとマサキの全身が総毛立った。
耳に、頬に、口唇に感じるシュウの口唇の温もり。首筋に、鎖骨に、腕にと次第に広がってゆく。マサキは口唇をわななかせた。乳首に、男性器。シュウの顔は変わらずそこに在るのに、全身を彼の舌で舐られている。
それはマサキの蕾の中にまで入り込んできて、確かに存在している男性器とともにマサキの後孔を嬲った。や、やだ、シュウ。いく。また、イク。何が起こっているのかわからなくなるぐらいの快感の中、呆気なく硬さを取り戻したマサキの男性器が歓喜も露わに粘度の高い汁を吐き出す。
――催眠暗示。何をされているか頭ではわかってはいても、マサキには逆らえない。そこかしこに感じる彼の温もり。幾度も幾度も彼に与えられた愛撫の数々が一度に全身に蘇ってくる。指で、口唇で、舌で、そして玩具で。ややあって、一箇所に複数の刺激を、しかも全身で一度に受ける形となったマサキの瞳から涙が零れ落ちた。
「で、る。シュウ、出る。全部、出る」
「いいですよ。全部出しなさい。私が満足するまで、何度でも」
ぞっとするような台詞を吐くシュウに、さあっとマサキの顔から血の気が引く。なのにマサキはその快感を手放すことが出来ないのだ。ああ、ああ、シュウ。マサキは両手でしっかりとシュウの身体にしがみ付いた。
「やだ、いく。イクイクッ。もうイク……ッ!」
マサキは足を突っ張らせた。爪先で房の冷えた床を掻きながら、そうしてその直後に、陰嚢と膀胱に溜まっていた体液の全てを吐き出した――……。
※ ※ ※
そこから、都合三度ほど続けざまに達させられたマサキは、ようやく満足したらしいシュウの精液を肚の中に留めたまま房を出た。
※ ※ ※
そこから、都合三度ほど続けざまに達させられたマサキは、ようやく満足したらしいシュウの精液を肚の中に留めたまま房を出た。
結局、何も語ることがなかったシュウに不安は残れど、彼の意思の強さは折り紙付きだ。例え拷問を受けることになろうとも、黙秘を貫くに違いない。けれども、一週間ぶりにその熱を感じられたことは、彼が行方をくらませてからマサキの中にずっと潜んでいた激しい焦燥感を和らげてくれた。
今更、彼なくして生きてはいけないのだ。
汚してしまったシュウの衣装の着替えを家に取りに戻ったマサキは、房へとそれを差し入れる前に自警団の副団長を務めるあの男の許に向かった。
「事情さえわかれば協力も可能だが、どうやればそれを聞き出せたものかね」
施設内部に仕掛けられた監視カメラの映像がひと目で全て確認することが出来る管理室。汚れ仕事は彼の役回りなのか。収容施設を監督することとなった男は、前回のこともあってか、シュウを疑う気はさらさらないようだ。
「君とふたりきりにしてみても難しいとなると、余程の事態が彼の周辺に起こっていると考えるべきだが」
「チカを捕まえられなかったのは痛いな」
「とはいえ、彼の口があれだけ固いからには、彼の使い魔も同様だったと思うがね」
恐らくはシュウが先に逃がしたのだろう。マサキがシュウを確保した時点で、あの口喧しい使い魔の姿は既になかった。
主人に忠実な彼のことだ。きっと、何某かの密命を受けて活動しているに違いない。
マサキの二匹の使い魔は成猫とあって、迂闊な場所に姿を現わせば即座に疑われてしまったものだが、そこは流石の小動物。見かけは立派なローシェンであるチカは、大抵の施設であれば易々と潜り込んでみせた。情報収集要員としての能力は相当に高い。しかもそれだけでなく、陽動や伝令もこなすことが出来る。シュウがその煩さにうんざりしながらも、彼を所持し続けているのにも納得だ。
「そういった意味じゃねえよ」マサキはシュウの独房を映している監視カメラの映像に目を遣った。「あいつがシュウに情報を運んでくる可能性もある」
何せシュウの房には換気口があるのだ。
チカ一羽ぐらいであれば通り抜けは容易。そうしたマサキですら気付く独房の欠陥に、あの頭脳明晰な男が気付かない筈がない。いずれシュウはチカを使って仲間とコンタクトを取る筈だ。マサキはそう考えていた。
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