事後だああああああ!!!!
ふふふ。最近、@kyoさん新しい性癖を開拓しまして、今回はそれをやらせていただきました。詳しいことは本文に譲るとして、ようやく観光二日目に突入です。とはいえ、午前中の海でマリンスポーツと夜に観光するものしかまだ決めていないので、午後の過ごし方をこれから考えなければならないという行き当たりばったり戦法。今回は本気で何も考えずに気の赴くままに書いているので、つじつま合わせが大変です!笑
そうそう。拍手のひと言メッセージの一部をまた変えてみました。これでもうちょっと送り易くなったかなー、などと思っているので、気が向いたら拍手のついでにぽちりとしてやってください。私のやる気が倍増します。←
拍手、ひとことコメ有難うございます。いつもそのぽちりに助けられています。
ずうっと苦手と云い続けているエロ回でしたが、まあ、昔と比べると読めるようにはなったのでは?と思っています。その分、露骨な描写が増えたような気がしますが……お楽しみいただけたのでしたら幸いです。
思うんですけど、過激な性描写って文字の場合どのくらいからがそれに相当するんでしょうね。直接的な描写が増えたらそれなのか、それとも長さなのか、それともプレイの内容なのか、非常に気になる今日この頃です。と、いったところで本文へどうぞ!
ふふふ。最近、@kyoさん新しい性癖を開拓しまして、今回はそれをやらせていただきました。詳しいことは本文に譲るとして、ようやく観光二日目に突入です。とはいえ、午前中の海でマリンスポーツと夜に観光するものしかまだ決めていないので、午後の過ごし方をこれから考えなければならないという行き当たりばったり戦法。今回は本気で何も考えずに気の赴くままに書いているので、つじつま合わせが大変です!笑
そうそう。拍手のひと言メッセージの一部をまた変えてみました。これでもうちょっと送り易くなったかなー、などと思っているので、気が向いたら拍手のついでにぽちりとしてやってください。私のやる気が倍増します。←
拍手、ひとことコメ有難うございます。いつもそのぽちりに助けられています。
ずうっと苦手と云い続けているエロ回でしたが、まあ、昔と比べると読めるようにはなったのでは?と思っています。その分、露骨な描写が増えたような気がしますが……お楽しみいただけたのでしたら幸いです。
思うんですけど、過激な性描写って文字の場合どのくらいからがそれに相当するんでしょうね。直接的な描写が増えたらそれなのか、それとも長さなのか、それともプレイの内容なのか、非常に気になる今日この頃です。と、いったところで本文へどうぞ!
<Lotta Love>
そろそろ起きては、という声で目が覚めた。
「今、何時だ……」
と、灯火器《ランプ》台の上に置いたスマートフォンに手を伸ばしてみれば、午前7時。カーテンが開かれると同時に室内に差し込んでくる眩い朝の光に、マサキは腕で顔を覆い隠しながら、「もう少し、寝かせろ……」光に背を向けてブランケットの中で丸くなった。
「9時半にはこちらを出ますよ」
「まだ二時間半もあるじゃねえかよ」
「食事に支度もありますからね。ほら、マサキ。起きてシャワーを浴びて来ては。その間にバトラーを呼んでおきますから」
「面倒臭え……食事が出来たら起こせよ……」
ベッドの端に腰を下ろしたシュウが、身を乗り出してマサキの顔を覗き込む。髪を撫でながら、暫く。黙ってマサキを見下ろしていたシュウだったが、開くことのない瞳に起きる気がないことを悟ったようだ。マサキの耳元近くに口唇を寄せると、
「きちんと洗い流しておいた方が、後々困らずに済むでしょう」
「……わかってるよ」
夕べ、何時に寝たのかをマサキは忘れてしまっていたけれども、シュウとの性行為《セックス》が一度で終わらなかったことだけは覚えている。
身体と心に溜まった欲望を吐き出して、ぐったりとベッドに横たわるしかなくなったマサキを、彼は再び責め立てた。普段であれば疲れ切った身体は愛撫に反応し難くなったものだが、そこは二か月の空白を挟んでの性行為《セックス》。餓えて渇ききった身体は、マサキが途惑うほどに敏感に反応した。
体位を整えることですら億劫なのに、挿《さ》し入れられれば求めずにいられない。それをシュウはわかっていたのだ。挑発するように抜き差ししては、マサキが自ら求める言葉を待ち、そうして、思い通りに自分を求め出したマサキの身体を暴虐に犯した。
今のマサキの声が掠れて聞こえるのは、限りなく発し続けた喘ぎ声の所為だ。
菊座が乾く間もなく延々と。間を開けずに叩き込まれた男性器の感触は、未だマサキの身体の中に残っている。
彼がマサキに注ぎ込んだ精液は身体の奥に残ったままだ。僅かに溢れ出た分にしても、腿にこびりついて乾いてしまっている。仕方なしにマサキは身体を起こした。海に行くに当たっては、先ずそれらを洗い流さなければならない。当たり前の後始末が、けれども今のマサキには苦痛に感じられた。
「お前は浴びたのかよ」
「ええ、とうに」
身勝手な男のシャワーがまだなら、そのついでに自分の身体の後始末を任せようと思っての言葉だったが、普段、日常生活を規則正しく送っているだけはある。涼しい顔で云ってのけたシュウを軽く睨んで、マサキは自らの身体に纏わり付いているブランケットを剥いだ。腕に、足に、残る倦怠感。シーツに残る昨晩の情交の跡を横目に、溜息をひとつ吐き出してベッドから出たマサキは、重い身体を引き摺るようにしてバスルームに入った。
シャワーのコックを捻る。
シュウがそれなりの金を支払っていると云っていたヴィラだけはある。安い宿ではこうはいかない。直ぐに流れ出てきた熱めの湯に、マサキは身体を打たせた。頭から肩へ、肩から胸へ。そして腰から腿へと伝わり落ちてゆく湯で、腿に張り付いている精液をこそぎ落とす。
そして下腹に力を込める。
どろりと双丘の奥から溢れ出てくる精液が、シャワーの湯と混じり合いながら脚を伝って、排水溝へと飲み込まれていく。少しの間、その光景をぼんやりと眺めていたマサキは、流れ切った精液に再び小さく溜息を吐き、今度はシャワーヘッドを手に取った。
開いた脚の間に湯を当てながら、空いている手を菊座へと這わせる。そうっと指を差し入れて腸へと続く孔を開けば、出ききっていなかった精液が垂れてきた。後は腸壁にへばりついている分ぐらいだろうか。マサキは引き続きシャワーを当てつつ、指を出し入れしながらそれを丁寧に洗い流した。
海で性行為《セックス》の残滓に悩まされるなどという展開だけは避けたい。いつもよりも時間をかけて菊座の奥を洗い流したマサキは、頃合いを見計らってシャワーヘッドを元あった位置に戻した。ひとりで後始末をしている時間ほど空虚に感じられる時間もないものだ。「……ああ、くそ。次は絶対あいつにやらせる」誰にともなくひとりごちて、汗の染みた髪と身体を洗う。
腕や脚の内側、首回りに鎖骨。目の届かない部分は鏡に映しながら、ついでに自身の身体を改めてゆく。
いつもならこれでもかと刻み付けられている紅斑。長く残ってはマサキに日常生活の過ごし方を悩ませる性行為《セックス》の痕は、けれども今日に限ってはどこにもなかった。それをマサキはおかしいとは覆わない。どれだけマサキを激しく責め立てているように見えても、冷静さを欠くことのない男だ。きっと、気兼ねなくマサキが海で過ごせるようにと配慮したのだろう。
身体を拭き、髪を乾かす。それに対して自分は――と、ふとマサキは昨晩シュウの肩に残してしまった噛み痕が気になった。我を忘れて歯を立ててしまった肌が無事に済んでいる筈がない。幾らあの男が簡単に肌を晒すような真似をするとは思えないとはいえ、本人は海で過ごす時間に意欲を見せている様子。まさかな、と思いながらも不安は拭えない。
――後で確認しておかないとな……。
心なし軽くなった足取りで、マサキはバスルームを出た。
ベッドルームに入るなり、ぷんと鼻を付く調味料の香り。どうやらマサキがシャワーを浴びている間に、シュウの手配したバトラーが到着していたようだ。リビングから流れ込んでくる料理の匂いに、瞬時にして食欲がそそられる。消耗した体力を補うのに、食事以上の特効薬もない。マサキはクローゼットから今日の服を選び出すと、さっと着替えを終えてリビングに向かった。
「今日は何を作ってもらってるんだ」
キッチンで朝食の支度を進めている陽気なバトラーが、仕事柄なのだろうか。「Hi,Masaki!」と、既に顔と名前を覚えたらしく、早速とばかりにマサキに声をかけてくる。それに日本語でおはようと答えて、マサキはカウンターの向こう側からキッチンを覗き込んだ。
炊飯器から立ち上る蒸気。今日も昨日の朝食と同様に、米を使った食事になるらしかった。
フライパンでソースと共に炒められている鶏肉と剥き海老。甘じょっぱい香りに仄かに混じるニンニクの匂い。少しばかり目が痛むのは、唐辛子でも入ってるからだろうか。そのソースの中にはパプリカと紫タマネギ、そして桜エビが浮かんでいる。「ナシゴレンですよ」籐の長椅子にゆったりと腰を掛けて、読書に暇のないシュウがキッチンを振り返って云った。
「なんか聞いた覚えがあるな」
「日本で流行ったこともありますしね。あなたが地上に出た際に、耳にしたことぐらいはあるかも知れません」
シンクの脇に置かれたボウルの中に、まだ割られていない二個の卵が残っている。他の材料は既に使い切ったのだろう。後は米が炊けるのを待つだけとなったバトラーは、暇を持て余しているらしい。ゆっくりとフライパンの中をかき混ぜながら、流暢な英語でシュウに何言か話しかけた。
「何だって?」
「ナシゴレンのレシピですよ。ジャスミンライスをトマトペーストやナンプラー、サンバルなどで味付けをしながら炒めて、最後に目玉焼きを乗せるとね。今日の具材は鶏肉と海老のようですね」
「炒飯みたいなものか」
「ナシゴレンはインドネシアの代表的な焼き飯料理です。辛味が強くはありますが、手軽に満腹感を得られるので、屋台などで人気のメニューとなっています。変に癖の強い料理より、あなたにはこちらの方が食べ易いでしょう。米食ですしね」
そうだな、と頷いてマサキはバトラーに向き直った。「Spicy,Can you eat it?」彼は昨日の会話でマサキの英語のレベルが相当に怪しいことを理解したようだ。マサキにわかり易いようにとの配慮からだろう。カタコトの英語で話しかけてくる。
「まあまあ、って何て云うんだ」
「It's okay.ですよ」
「――だってさ」
結局、シュウに任せきりにしているマサキの態度が、バトラーには面白く感じられたらしい。彼はおかしくて仕方がないといった様子で笑い、マサキには聞き取れないほどのスピードの流暢な英語でシュウに何かを問いかけた。
それがどういった意味を持つ言葉であったのか。再び手元の本に目を落としていたシュウは、顔を上げるとふふ……と悪戯めいた笑いを浮かべながら、バトラーを振り返る。そうして、やはりマサキには聞き取れない何言かの単語を返す。
「I knew it!」
単語の意味の通りに取るのであれば、私はそれを知っていたとなる。バトラーは何を知っていたというのだろう。そもそもシュウに何を問いかけたのだろう。ひとりだけ蚊帳の外に置かれたような気分のマサキが思わず口を挟もうとした瞬間、炊飯器が米の炊き上がりを告げた。
後は取り立てて会話もないままに。手際良くフライパンに放り込まれた米が色を増してゆくのを少しの間だけ眺めて、もうそろそろ料理が完成するだろうというところでマサキはシュウの隣。籐の椅子に腰を下ろした。
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