やっと観光(?)一日目が終わりました。
とはいえ、やりたかったことが出来なかったので、二日目の夜こそ頑張ります。笑
不得意分野は私に対するご褒美なのよ……。←
自分へのご褒美でやりたいことがやれないなんて冗談じゃないですよね!!!! ホントに二日目の夜は頑張ります!!!! 何かもう、筆がブレーキしている間に、拍手だの感想だのひと言コメだの頂いてしまって申し訳ありません!!! 本当に感謝しております! では本文へどうぞ!!!
とはいえ、やりたかったことが出来なかったので、二日目の夜こそ頑張ります。笑
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<Lotta Love>
「少しぐらい堪えられるでしょう?」
「人が欲しいって云ってんのに、お前は」
「好きにしていいと云ったのはあなたですよ。ほら、もう少し脚を開いて。それとも私に開かされたい?」
「この、小悪党……」そろそろとマサキは脚を開く。「いつもそうだ。自分の思い通りにしないと気が済まない」
「最高の褒め言葉ですね。ですが、マサキ。私はこれでも半々になるように、あなたの希望を受け入れているつもりなのですけど」
マサキはシュウの首に腕を回して上半身を起こした。少しして、纏まった指先がマサキの菊座を開く。そこそこ長く開いた期間の割には、すんなりと埋まる指。顔を上げて。云われたマサキは、素直にシュウに向けて顔を上げた。
「何回、自分でしたの?」
「覚えてられるかよ、そんなの……」
「そんなに欲しかったのなら、会いに来ればよかったのに。それとも、自分でする方がいい?」
まさか、と呟いてマサキは目の前の口唇に口唇を重ねていった。
気ままに生きているように映りがちなマサキではあったが、稀には繊細さを発揮することもある。特にそれはシュウに対して顕著になったものだ。
シュウは気付いていない様子ではあったが、マサキは彼が思っている以上に頻繁に彼の温もりを求めている。日常のふとした瞬間に、或いはひとり寝を寂しく感じた瞬間に。いつかふたりで行った店に似た店を見付けた瞬間も、そうした気持ちを募らせてくれたものだったし、ましてや実際に会った場所に行けば否応なしに煽られたものだ。
三度、或いは四度に一度。マサキが自ら求めてシュウに会いに行く回数に対して、シュウがマサキに会いに来る回数はそんなに多くはない。自分が思っているほどに、シュウは自分を必要としていないのかも知れない……そんな思いが過ぎることもあった。けれども絶えることもない付き合いに、マサキは少なからず自信を持ってもいる。
依存を許さない男。彼と付き合いを続ける為には、自立した生活を営む必要がある。こなさなければならない任務や日常の些事、仲間との付き合い。どれもなおざりに済ませてしまっていいものではない。だからこそ、マサキは日々を有為に過ごすことに向き合った。会いたいと募る気持ちを飲み込んで、自分で自分を慰めた夜。吐息と共に彼の名前を吐き出したことは数知れない。それでも、実際にシュウに辿り着くまでの日々を考えると、衝動的に飛び出す訳にも行かず。
彼に会う為には、纏まった時間が必要なのだ。
タイミングが合わなければ、会うことすらままならなくなる。二ヶ月間の空白の真実などそんなもの。きっとシュウとて似たような事情であったに違いない。わかってはいても、やはりマサキは寂しさを拭えない。
――シュウはどう考えているのだろう。
自分で自分を慰めた回数は、イコール彼を求めた回数でもあるのだ。きっと全てを見透かす眼を持っているシュウのことだ。そのぐらいのことはとうに理解《わか》りきっていることだろう。そう、マサキが考えている以上に、深く。その意味を。
マサキは口付けを繰り返しながら、次にシュウが仕掛けてくるだろう愛撫を待った。
口付けの下。焦れるようにマサキが膝を揺らす脚の合間で、緩く蠢いていた指が深さを増したかと思うと、迷うことなく探り当てた箇所《スイートスポット》を刺激し始めた。反射的にマサキはつま先に力を込めていた。そうでなくとも差し迫っている欲望が、腹の中で出口を求めて暴れ回っている。
緩く擦られてはもどかしさにシーツを掻き、強く押し込まれては鋭さに腰を引く。いつもこうだ。マサキの理性を解くように、シュウはマサキの欲望を限界まで煽る。指先で、舌で、口唇で。そして、思考を奪われたマサキを蹂躙するように、自らの支配下に置くのだ。
わかっているからこそ、望む、望まざると高まってゆく快感に、涙を滲ませながらマサキは耐えた。喉に溜まった声を吐き出す先を求めて口唇を剥がし、硬く浮き出た鎖骨に額を擦り付けながら、あっ、ああ。嫌になるほど甘ったるい喘ぎ声。開ききって元に戻らない口元から溢れ出ては止め処なく。時折、不自然に裏返っては、自分のものとは思えない高さでベッドルームに響き渡る。
「も、いいだろ……シュウ、達《い》く……本当に達くって……」
「そんなにこのまま達かされるのが嫌なの、マサキ」
「嫌、だって云ってるだろ……っ……お前、いい加減に……!」
マサキはシュウの背中を叩いた。
我慢はとうに限界を迎えている。それをここまで堪えたのだ。それもこれもその熱い昂ぶりを身体の奥に収めたいという最後の欲の為。
どうせ同じ果てるのであれば、相手がいる行為。繋がったままでその瞬間を迎えたい。マサキの望みはひとつだった。単純《シンプル》な欲。けれどもそれこそが性行為《セックス》の真理でもある。
それはたった一点で結ばれるだけの頼りない繋がりてはあったものの、限りのない充足感をマサキに与えてくれたものだった。シュウの世界の全てを掌握したような悦楽。あれ以上にマサキの飢えを満たしてくれる瞬間を、マサキは未だに知らないままだ。
「もう、抜けって……そんなに擦るな……!」
そもそも、ひとりで果るのを良しと出来るのなら、それこそ自慰で充分ではないか! マサキは形振り構わず抗議の声を上げながら、何度もシュウの背中を叩いた。
「まだ余裕がありそうなのに」
マサキの身体を抱えながら、シュウが背中を倒す。
その腹の上に座り込む形になったマサキは、彼が求めているところの意味を悟って腰を浮かせた。膝を折りながら、ゆっくりと。双丘の奥で緩く口を開いている菊座に、シュウの昂ぶりを飲み込ませていく。
腰を落としきったマサキは、はあ……と大きく息を吐いた。
いつしかうっすらと汗を肌に浮かべているシュウの額に張り付いている髪を払い、愉悦の表情を浮かべている顔を見下ろす。これ以上とない嗜虐的な笑み。愉しそうな顔をしやがって。そう思いながらも、マサキは湧き上がる欲望を止められそうにない。
教え込まれた動きに忠実に。マサキは背中を傾けると、後ろ手を付いた。膝を付いて腿を開き、身体に収めた男性器の先端が下腹の裏側を掠めるように位置を合わせる。そうして、腰を押し付けるようにして、前に後ろに。ようやく求めていたものを得たマサキは、欲望の赴くままに腰を動かした。
「妬けてどうしようもないですね、マサキ」
暫く凝《じ》っと。口元に笑みを湛えたまま、肛虐に溺れるマサキを眺めていたシュウが、微かに上がった息の下。おもむろに言葉を吐き出して。
「離れている間に、あなたは自分で自分の身体を好《よ》くしていってしまう。ほら、どこをどうすれば感じるのかわかっているのでしょう。もっと動いて。そう、ちゃんとね。私に教えてくださらないと」
羞恥を煽る言葉さえも、劣情を煽って仕方がない。「お前も、動けよ……」云いながらマサキは身体を揺らした。
二か月の不在。長く堪え続けた分、反動に歯止めなく。もっと、奥に。もっと……。腹の奥に深く収めた昂ぶりを抜き差ししながら、マサキは自らの菊座をひたすらに慰め続け、そうして深く息を吐いては断続的に声を上げた。
空気が、澱む。
淫猥に。
纏わり付く空気に滲む汗の匂いが、過ぎた時間を物語っていた。時折、内向きになる膝を開かせては愉し気に、自らの乱れる姿を見上げているシュウの不躾な視線に晒されながらも、マサキは彼の言葉に従って溜まり続ける欲望を発散させるのに専念していた。
けれども体力は無尽蔵には湧いてこない。もう少し、あと少し。そう感じる気持ちはあれど、自らの指で刺激を与えるのとは勝手が違う。もどかしさを募らせながら、五分……十分……不意に抜けた膝の力に、マサキは動きを止めると腰を折った。小刻みに震える足。朝から動き詰めだった付けがきたのだ。
「もう、無理……動けって……」
疲労はピークを越え、限界に近付いていた。荒く息を吐きながらシュウの身体の上に伏せたマサキは、それでも欲望を解消しようとする気持ちを堪えきれず、しゃにむに彼の口唇を求めた。
塞がれた口唇の下で、起こされる身体。その腰を抱えながら体勢を入れ替えたシュウが、マサキの身体をベッドに沈めたかと思うと、ほら、と口付けの合間に言葉を吐きながら腰を進めてくる。それまでとは異なる強い感触で、双丘の奥へと押し入ってくる男性器。絶え間なく身体の裏側を叩き出しては、声に詰まるほどに。
「あ、やだ。いく……っ」
肩を噛んだ。強く。
深々と差し込まれた男性器が、身体の中で暴れている。それはマサキの都合などお構いなしとばかりに、好き勝手に菊座を嬲った。もう、どうなってもいい。そうマサキが思った次の瞬間。止まることのない責め苦に身体を揺らがせながら、マサキはその精を吐き出していた。
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