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あおいほし

日々の雑文や、書きかけなどpixivに置けないものを。

【R18】あなたを飼いたい
飼育日記のマサキをペットベッドに寝かせようと思ったら、ものの見事にエロになってしまったでござるの巻。お情け程度にペットベッドで寝ますが大半エロです。笑



<あなたを飼いたい>

 また生えてしまったのだそうだ。
 何のことかというと、猫の耳と尻尾である。以前、不埒な魔術師に知らぬ内に術をかけられてしまったマサキは、それに気付かぬまま解決策を求めてシュウの許を訪れてきたのだが、その際に、劣情をもよおしたシュウに肢体を食い物にされたことは忘れてしまったようだ。シュウが魔術師と話を付けるまで散々感度の増した身体を玩具にされたにも関わらずの来訪――こうなると最早、そういった扱いを待ち望んでいるとしか思えない。シュウは早速と、マサキの首にまたこうした事態に陥った際に使用しようと思って購入しておいた革製の首輪を嵌めてやった。
「そういうつもりで来たんじゃないんだが」
「では、どういうつもりで来られたのです?」
 ついでと揃えた特注サイズのペットベッド。昼寝でもしては如何です――と、勧めてみれば、流石に揶揄われていることに気付いたようだ。ソファの上で頬を膨らませたマサキは、拗ねているのがありありとわかる口調で、
「俺はその魔術師とやらの居場所を知らねえんだよ。だからお前なら知っていると思って――」
「散々私に弄ばれたのを、忘れてしまった訳ではないでしょうに」
 シュウはマサキの尻尾を撫でた。快感が駆け抜けたのだろう。にゃっ! と声を上げたマサキがソファにひっくり返る。
 どうも猫と変化させられたマサキは、発情期に突入してしまうらしく、全身の感度が有り得ないほどに敏感になってくれたものだ。シュウはマサキに圧し掛かった。そして、快感の余韻にびくびくと身体を震わせているマサキの猫耳を食んだ。
「にゃ、にゃにゃ!」
 そこいらの発情期の猫など比べ物にならないほどに卑猥な鳴き声。ねえ、マサキ。即座に熱を帯びた自らの身体に、私も大概業が深い――そう思いながらも、発散しないことには収まらない。シュウはマサキの名を呼びながら彼の手を取ると、硬くなり始めた股間へと導いていった。
「やだ……やだって……」
「本当に?」
 シュウは息を荒くしているマサキの口唇を塞いだ。ん、んん……尻尾を撫でながら繰り返し口付けてやると、気分が高まってきてしまったようだ。涙目になったマサキが猫耳を震わせながら、も、やだ……誘いかけるようにシュウに身を寄せてくる。
「何が嫌なの、マサキ?」
「こんな風になるの、やだ……」
「なら、それを解消しましょう。そうすれば楽になれますよ」
「それが……やだって、云ってんのに……」
「しかし、マサキ」
 シュウはマサキの股間に手を這わせた。すっかり硬くなった男性器の熱を掌に感じながら言葉を継ぐ。
「この状態は辛いでしょう?」
「お前が魔術師に話を付ければいい……ッ、ふにゃあ!?」
 シュウはマサキの尻尾を舐めた。続けて先端を口に含んでやる。
 身体そのものの感度も上がるらしかったが、尻尾と耳の感度には敵わないようだ。触れられただけでも勃起しているぐらいである。舐められようもならどれだけの快感を覚えることか――案の定と云うべきか、普段であれば絶対に聞かせない声を上げたマサキが、やだやだ云いながらシュウの服を掴んでくる。
 その態度が愛くるしく感じられて仕方がない。ましてや既に散々弄んだ身体でもある。その記憶が色濃く残っているシュウとしては、その夢のようなマサキとのひとときをもう一度と思ってしまうのも無理なく。
「ねえ、マサキ。あなたはさておき、私の我慢は限界なのですよ。だから、ね。一緒に気持ちよくなりましょう」
 甘く猫耳に囁きかけてやれば、幾度もの刺激に我慢が限界を迎えてしまったようだ。濡れた視線をシュウの顔に向けてきたマサキが、手早く済ませろよ――と、自らシュウに口付けてきた。
 許可が得られたのであれば、手加減する必要もない。シュウは早速とマサキの身体から服を剥いだ。口付けを繰り返してやりながら、シャツにジーンズ、下着に靴下と手早く脱がせてゆく。
 一糸纏わぬ姿となったマサキを膝に乗せたシュウは、マサキの手をそれぞれ取った。そして指先を乳首の先端へと導いてゆく。
「先ずは自分でしましょう、マサキ」
「ま……た、お前。そういうこと……ッ、ニャッ、にゃああっ!?」
 猫耳に息を吹きかけながら尻尾を掴む。びくんびくんと身体を跳ねさせたマサキが、辛抱しきれないといった様子で、乳首に置いた指を動かし始める。欲望に素直なあなたが好きですよ、マサキ。シュウはマサキの猫耳に囁きかけてやりながら、掴んだ尻尾をマサキの菊座アナルに押し当てた。
「そ、れ、やだ……」
「どうして? この間のあなたは喜んで尻尾を動かしていたでしょう?」
 指でマサキの菊座アナルを開いてやる。ゆっくりと、折れないように、慎重にその穴の奥へと尻尾を埋めて行ったシュウは、恥ずかしそうに脚を閉じたマサキの膝裏に手を差し入れた。「駄目ですよ、マサキ」そして一思いに脚を開かせる。
 少し離れた正面に据えられた鏡に映り込む、マサキの局部。菊座アナルに自らの尻尾を咥え込んだ彼の姿は例えようもなくエロティックだ。シュウはマサキに自ら自分を慰めるように命じた。真っ赤に染まった頬。鏡から視線を逸らしながら、マサキが指と尻尾を動かし始める。
「ニャ、にゃ、にゃんっ……にゃああん……」
 次第に解れてきたようだ。菊座アナルを犯す尻尾が深みを増す。それに伴って快感が増してきているのだろう。始めは遠慮がちだった乳首を弄る指先の動きが忙しなくなる。可愛いですよ、マサキ。シュウはマサキの猫耳を舐りながら、彼が自分を慰め続けるのを見守った。鏡が気にならなくなってきたのだろう。次第にマサキの顔に恍惚が滲む。
「にゃ、にゃ、にゃん……にゃっ、にゃ、にゃ……」
「そんなに気持ちがいいの、マサキ?」
「にゃあ……ん……っ」
 うっとりと自慰に耽るマサキはエロティックだが、それはそれで気に入らない。シュウはマサキの菊座アナルから尻尾を引き抜いた。ひだを寄せて収斂を繰り返す彼の菊座アナルを鏡越しに眺める。にゃ、にゃ……すっかり濡れそぼった瞳。物欲しそうなマサキの目がシュウを仰ぎ見てくる。
「欲しくなりましたか、マサキ」
「にゃ……」恥ずかしさがあるのだろう。鳴き声で誤魔化そうとするマサキにシュウは云った。「ちゃんと人間の言葉で伝えてください。ほら、マサキ」
 感度が増しているからだろう。それは呆気ない陥落だった。シュウの手を煩わせることなく理性を失ったマサキが、口唇がをわななかせながら言葉を吐く。
きたい……かせて、くれよ……シュウ……」
「なら、挿入はいり易くしてもらわないとね」
 シュウはマサキの身体を床に下ろした。それだけでシュウの求めを察したのだろう。膝を折って床に座ったマサキが、シュウを仰ぎ見て口を開く。「察しのいいあなたが好きですよ、マサキ」シュウはスラックスのファスナーを下ろした。そして膨張しきった自らの男性器を抜き出す。
 血管が浮き出る赤い欲の塊。それをマサキの口元に運んでゆく。
「濡らす程度でいいですよ、マサキ」
「にゃ……」
 口唇から這い出てきた舌が亀頭に触れる。濡れた温みが堪らない。シュウはゆっくりと、マサキの口内へと男性器を挿し入れていった。んん……マサキが口を窄める。ソファから腰を浮かせたシュウはマサキの後頭部を押さえ込みながら、静かに腰を動かし始めた――……。
 マサキの温もりに男性器を包み込まれながら、腰を振ること暫く。身体が疼いて堪らなくなったようだ。首を振ったマサキに、もういいだろうとシュウはその口内から男性器を抜き取った。続けてソファに腰を落とし、マサキの身体を対面になるように膝の上へと導いた。
 臀部に手を回す。
 双丘を割りつつマサキの菊座アナルに狙いを定めたシュウは、ゆっくりとマサキに腰を落とすように伝えた。ぬとりと菊座アナルを割った亀頭が、マサキの身体のより深い場所を目がけて穴の中を上ってゆく。にゃ、にゃあ……にゃああ……菊座アナルを男性器で擦られるだけでも快感を覚えるようだ。陶酔に満ちた表情で喘ぐマサキに、「ああ、本当に可愛らしいですね、あなたは」シュウはここまで彼を躾けられた愉悦に浸りながら、マサキの菊座アナルを犯していった。
「にゃ、にゃあ、にゃああ」
「いいの、マサキ?」
 腰を引き寄せて自らの凶器を叩き込みながら、猫耳を舐めてやる。そして、空いた片手を潜らせて乳首を嬲る。
 同時に三か所を攻められるのが気に入ったようだ。にゃあ、にゃあと涙声になりながらマサキが鳴く。いい子ですね、マサキ。シュウは奥へ奥へと自らの男性器を押し込み続けた。熱を帯びた彼の穴が、どうしようもなく気持ちいい。
「にゃ、いく、シュウ、いく」
「いいですよ、マサキ。きなさい」
 ほら、とひときわ高く突き上げてやると、それまで堪えていたものが決壊したようだ。にゃああっ! と、悲鳴に似た声を上げてマサキが背中を逸らした。まだですよ。腹に感じた濡れた感触に、シュウはマサキが射精を迎えたことを覚ったが、ここで終われるような欲望でもない。ほら、マサキ。もっと。云いながら腰を動かす。
「にゃっ、にゃあっ!?」
 流石は発情期の身体だけあって、菊座アナルだけでも感じるようだ。ずぶずぶと挿入を繰り返すシュウの男性器の動きに合わせて、マサキが鳴き声を放ち続ける。ああ、いい。いいですよ、マサキ。シュウはマサキの身体を力一杯抱き寄せた。そして遠慮を捨てて、柔らかさを増した彼の菊座アナルを味わった。
「ああ、きますよ、マサキ。ほら、ちゃんと受け止めてください」
 より奥へ。ひときわ奥へ。
 シュウは亀頭をマサキの菊座アナルの最奥へと押し込んだ。収縮した腸壁がシュウの男性器を締めあげる。――ッ! 声にならない声が喉奥から洩れる。シュウはマサキの中に、自らの精液を思う存分注ぎ込んだ。

 ※ ※ ※

 発情期の身体は一度では満足出来なかったようだ。マサキの求めに応じて二度、三度と、彼とのセックスを楽しんだシュウは、ソファの上で眠りに就いてしまったマサキの身体を抱き上げて、リビングの隅に置いておいた特注のペットベッドへと運んで行った。
 よく似合う。
 首に嵌めた首輪はまるで彼がシュウの所有物になったかのような錯覚を覚えさせる。このままあなたを飼えればいいのに。無防備にペットベッドの中で眠っているマサキを眺めながら、暫くはこの姿のままでいてもらおう――シュウはそう決めたのだった。





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