続きを書きました。もう萌え尽きそうです。笑
もしかすると私だけかも知れませんが、エロってテキストにする為に脳内で再生を続けていると、擦り切れてきちゃうんですよね。ぶっちゃけ文字にする前に賞味期限が切れちゃうというか……真面目な話はそんなことはないんですが……
なので脳内の予定が二転三転!今回は一応物語らしくしないとなあというのもあって、細かい設定何かを描いたりもした関係でエロ度は低いんですが、次回は頑張ります。
もしかすると私だけかも知れませんが、エロってテキストにする為に脳内で再生を続けていると、擦り切れてきちゃうんですよね。ぶっちゃけ文字にする前に賞味期限が切れちゃうというか……真面目な話はそんなことはないんですが……
なので脳内の予定が二転三転!今回は一応物語らしくしないとなあというのもあって、細かい設定何かを描いたりもした関係でエロ度は低いんですが、次回は頑張ります。
<安藤正樹の飼育日記>
(二)
元に戻るのにそれなりに時間がかかることを覚悟したようだ。シュウの許を訪れて二日目となったマサキは、サイバスターから使い魔たちを下ろしてくると、リビングに陣取って寛いだ時間を過ごし始めた。
何せ猫の耳と尻尾が生えている状態である。大っぴらに外を出歩けない彼が安心して過ごせるのは、自ら事情を打ち明けたシュウの家の中しかない。シュウはそれを理解しているからこそ、自らの家で好きに過ごしているマサキを咎めたりはしなかった。
それがマサキの不安を煽ってしまったらしかった。
夜も大分過ぎた頃。いつものルーティンと、シュウは寝室のベッドの上で枕をクッション代わりにしながら読書に耽っていた。腿に置いた書は、マサキを襲った現象とは何ら関係のない学術書だ。それはマサキを元に戻す為に、わざわざルーティンを変えたりはしないというシュウの意識の表れでもあった。
ややあって、寝室の扉が開く。
読書を始める前に入浴を勧めたからか。視線を向ければ、シャツにトランクスだけの姿でマサキが立っている。
「お前、俺を治す気あるのかよ」
開口一番そう口にしたマサキに、シュウは勿論と書物を閉じた。
「そのままでは日常生活もままなりませんしね」
「本当かよ」ベッドが軋む。
昨日、マサキの身体を探ったシュウは、あるひとつの『異常』が彼の身に起こっていることに気付いた。
帯電した電気のようにマサキの四肢に纏わり付く魔力。被膜のようにうっすらとした、けれども魔術に通ずるシュウには確かに感じ取れる量。それはマサキの身体に起こった異変が魔術によって齎された可能性を示唆していた。
だが、それが誰によって施された魔術であるかと問われると、古今東西の魔法に通ずるシュウであっても判断が付かなかった。
隠匿の術ならまだしも変化の術である。しかも自らの姿を変化させるのではなく、他者の姿を変化させる術だ。それだけでも相当の魔力を必要としたものだが、対象となっているマサキには全く魔力がないときている。それは即ち、魔術の維持に用いられている魔力は、全て術者のものであるということだ。
だからシュウは待つことにした。
術者が明確な意思でもって魔術を放ったのは間違いない。ラングランの人口は二億人以上。適当に放った魔術がマサキにピンポイントで当たる確率からして、最初からマサキを標的にしていたと考えるのが妥当だ。とはいえ、半猫化である。これが獣人化といった他人に危害を加えるものであれば流石にシュウも真面目に取り組むところだが、滑稽なまでに都合のいい展開をシュウに齎している変化ときては、積極的に元に戻そうという気が起きないのも止むを得ない。
故にシュウは待っている。
痺れを切らした術者が姿を現すその瞬間を。
だが、そうした事情を知らないマサキからすれば、シュウの余裕ありげな態度は腹立たしく感じられるものであるようだ。不貞腐れているとも取れる表情でベッドに乗り上がってくると、シュウを見下ろして口にする。
「身体の検査も途中までしかしてねえだろ」
刹那、愉悦とも恍惚ともつかない感情がシュウの胸を占めた。嗚呼、彼は期待をしているのだ。身体検査と称して行われた一連の行為。臆面なく愛撫を求める言葉を吐くマサキに、シュウは表情を引き締めるのが精一杯だ。
「しかも他に何かしてるようにも思えねえ」
シュウは無言で書物をベッド脇のサイドチェストの上に置き、マサキの背後でゆらゆらと揺れている尻尾に手を伸ばした。艶のある毛並み。するりと手を滑らせて撫でてやると、びくんとマサキの肩が震える。
同時に、大きく左右に揺れ始める尻尾。しなやかに動き回るそれをシュウは掴んだ。そして身を屈めると、うねうねと動き回っている先端をちろり――と舐めた。
にゃっ。と、マサキの口から甲高い声が洩れる。馬鹿。やめ、にゃ。にゃあ……まるで彼の使い魔のように言葉を継ぐマサキに、シュウはひっそりと口元を緩ませながら呼びかけた。
「お望み通りに検査をして差し上げますよ。ほら、ここに乗りなさい、マサキ」
シュウは尻尾から離した手でマサキの腕を引いた。
少しばかり嫌がる素振りをみせたものの、それはポーズであったようだ。シュウに導かれるがままその腿の上に腰を下ろしたマサキが顔を上げる。影差す顔。不安そうに目を瞬かせているマサキの頬に手を添えたシュウは、色の濃いその口唇に水荒の口唇を重ね合わせていった。
ぴくりとマサキの身体が震えるも、抵抗の気配はない。シュウは挿し入れた舌でマサキの口腔内を嬲ってやった。舌に、口蓋。そして内頬と、しつこいくらいに舌を這わせてゆけば、見る間にその顔がしどけなく緩んでゆく。ん。んん。マサキの喉奥から響いてくるくぐもった呻き声。うっすらと開いたマサキの瞳が揺らめているのは、シュウとの口付けに快感を覚えているからだ。
シュウはマサキの口唇から舌を抜いた。
そして、繰り返し口唇を啄んでやりながら、そのシャツの裾を捲り上げていった。
指に当たる突起物。乳首を探り当てたシュウはマサキの口にシャツの裾を咥えさせると、彼の乳首に愛撫を施し易い位置までその腰を浮かさせた。ぷくりと膨れた乳首に顔を寄せる。そうっと吸い上げてやれば、待ち望んでいたに違いなかった。マサキの腰がびくびくと跳ねる。
シュウは舌先でマサキの乳首を転がした。にゃ、あ。口を開いたマサキが猫語で声を上げる。あ、あ、にゃっ。ふにゃっ……シュウは彼をより悦ばせてやるべく、舌を柔軟に動かしていった。捏ねるように押し、突き上げるように舐める。特に、乳輪を舌先でなぞられるのが好きなようだ。にゃっ、にゃっ。と、声を上げ続けているマサキに、シュウは彼を更に悦ばせてやろうと同時にその尻尾を撫でた。
「みゃっ。みゃあ……ッ……!」
腰が砕けたようだ。崩れた膝。シュウの腿の上にマサキが座り込む。
余程の快感だったのだろう。みゃ……みゃ……冷めやらぬ余韻に喘ぎ続けているマサキに、自らの本性を隠す気もなくなったシュウは露悪的に笑いかけた。
「今日はじっくりと検査をしましょう、マサキ。あなたの身体には随分と悪いものが溜まっているですからね」
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