エロが書きたい!!!
そういう気持ちで書き始めたのですが、途中で力尽きましたッ!!!笑
そういう気持ちで書き始めたのですが、途中で力尽きましたッ!!!笑
<趣味と実益>
日頃はシュウのだらしなさを口煩く注意してくるマサキだが、彼とて人のことを云えない程度にはだらしないとシュウは思う。
二回に一回は朝に弱いシュウよりも遅く起きてくる彼は、日々の研鑽が必要な剣術に対してそこまで意欲が湧かないのか、剣を振るのは三日に一度と決まっていたし、トレーニングにしても毎日やるのはストレッチのみ。筋トレは二日に一度と相場が決まっている。
しっかり者の義妹がひとりでも生活出来るようにと家事をきっちりと仕込んだらしく、掃除・洗濯・料理は水準以上にきちんとこなせるようではあったが、食べ物の好き嫌いが|明瞭《はっき》りしているからだろう。料理のメニューは肉料理だの脂っこいものだのに偏りがちだ。
洒落っ気がないらしく、シュウが買い与えなければ似たような服ばかり着ていたし、髪にしても寝ぐせをそのままに外に出てゆくことも珍しくない。シュウとしてはそれを整えてやるのも楽しくはあるのだが、そういった傾向があるマサキに自分のだらしなさを逐一指摘されるのはフェアではないような気がしてしまう。
今日にしてもそうだった。
ペンキを片手にシュウの許を訪れた彼は、昨日届いたばかりの論文集を読んで過ごそうと決めていたシュウの予定などお構いなしに、「壁の塗り替えをするぞ」とシュウを庭に引っ張り出した。ずっとシュウの家の外壁のペンキが剥がれているのが気になっていたらしい。仕方なしに付き合うこと六時間ほど。ついでと罅が入っていた書斎の壁の補修も済ませたシュウは、夜になってようやく手を付けられた論文集に気が休まる思いでいた。
「あー、さっぱりした」
風呂を終えたようだ。太ももが半分隠れるぐらいの大きさのTシャツ一枚で、マサキがリビングに戻ってくる。部屋に充満する|石鹸《ソープ》の香り。テレビを見るつもりなようだ。テーブルの上にあるテレビのリモコンに手を伸ばした彼が、あ。と、短く声を上げた。
手を滑らせるか何かして、リモコンを落としたらしい。床に這ったマサキに、ふと目を遣ったシュウは眉を顰めた。腰に溜まっているTシャツの裾――だけならまだしも、それまで隠れていた臀部が露わになっている。
どうやら下着を履かずに出てきたようだ。
落ちたリモコンが書棚の下に潜り込んでしまったらしく、肩を下げて腕を奥に伸ばしているマサキ。シュウはソファから立ち上がった。マサキ。と、その名を呼ぶと、肩を開いてシュウを見上げてくる。
「下着は履きなさい」
「蒸れるのが嫌なんだよ」
それだけ云って顔を戻したマサキに、湧き上がってくる悪戯心。これは日頃の仕返しを含めた躾をするにはもってこいなシチュエーションではなかろうか。マサキの反応を想像しただけで口元が緩む。シュウはマサキの隣に身を屈めた。
「おい、シュウ。お前なら届くだろ。取ってくれよ、リモコン」
するりと臀部に手を這わせる。な。と振り向いたマサキの目が見開かれる。思いもよらなかったという表情だ。シュウはその谷間に指を滑り込ませてひだの寄った後孔を撫でた。
「ちょ……お前……何考えて」
「あなたのそういった格好は、私には扇情的に映るのですよ」
云いながら指先を孔に埋める。そしてひだをなぞるようにゆっくりと指を回してやる。
入り口を擦られるのが好きなのだ。
ひくり、と、身体を震わせたマサキが顔を伏せた。やだ、やだって。子どものように駄々を捏ねて拒否をしたところで、シュウの気持ちは収まらない。指を回しながら徐々に深いところへと指を埋めてゆく。
「やだって。今、風呂から上がったばっか」
「上がったばかりだからいいのでしょう」
どうやらまたシャワーを浴びにバスルームに戻ることになるのが嫌なようだ。とはいえ、その程度で退ける性格でもない。シュウはごねるマサキに圧し掛かるようにしてその耳を食んだ。まだ熱が残る肌。そこに舌を這わせながら、もう一本。指を増やしたシュウは、深々と彼の後孔に突き立った二本の指を前後に抽迭させ始めた。
「や、め。やめろって、シュウ」
顎を上げたマサキが喘ぐように言葉を吐く。
止めて欲しいの? シュウは指を抜き取った。それで終わりだと思ったようだ。ほうっと息を吐いたマサキの身体が床に転がった。けれども感じていなかったという訳ではなさそうだ。捲れたTシャツの裾から、僅かに頭を上げている彼の男性器が覗いている。
「本当に嫌?」
シュウはやんわりとマサキの男性器を掴んだ。そうっと扱いてやると、僅かに口唇が開く。い、や、だって……。その割には抵抗らしい抵抗をしないマサキに、だったら――と、シュウは切なげな息を吐き出している口唇に親指を当てた。
「なら、口でして」
それは吝かでないようだ。こくりマサキが頷く。
「あなたもね」
シュウはマサキの顔を跨いだ。拙速にジッパーにかかる手が、次の瞬間にはシュウの男性器を掴み取る。顔を落としてマサキの男性器に口を付けたシュウは、彼が男性器を口に含み易いように静かに腰を落としていった。ぬるりと亀頭を包み込むマサキの口唇の感触。それを味わいながら、シュウはマサキの男性器を丹念に舐め上げた。
陰嚢から陰茎、陰茎から亀頭、亀頭から尿道口。特に裏筋を舐められるのが好きなようだ。ぴくぴくと腰を震わせているマサキに、ちゃんと舐めて。シュウは僅かに腰を浮かせた。
はあはあと荒ぶった呼気がシュウの男性器に吹きかかる。亀頭に触れる舌。けれども、それは長くは続かなかった。
軽く亀頭を吸ってやると、ああ、と感極まったような声を洩らす。どうやら愛撫が相当に堪えているようだ……シュウはマサキの腰を抱え込んで、自身とマサキの位置を入れ替えた。そして、重力に逆らって首を上げているマサキの男性器から口を離した。
「ちゃんとしなさい、マサキ。出来ないのなら、最後までしますよ」
「だって……」
「ほら」
臀部の肉を両手で割ると、双丘の谷間で収縮を繰り返している後孔が露わとなる。柔く舐めてやると、きゅうっと口が窄まった。それで少しは余裕が出たようだ。マサキがシュウの男性器を口に含み直してくる。
「ん……んっ、んん……」
自身の男性器を舌や口唇を使って刺激してくるマサキに感じる心地良さ。シュウは彼の後孔に舌を差し入れた。びくんと強く跳ねた腰が、彼の快感の度合いを伝えてくる。けれども後孔を使われるのは嫌なようだ。今度のマサキはシュウの男性器から口を離すような真似はしなかった。
――んっ、んんん、ん、ん……
丘に上がった魚のように腰をびくつかせながらも、舌を動かすことを止めようとはしない。そんなマサキに我慢が限界にきた。シュウは彼の後孔から舌を抜き取ると、手荒にマサキの身体を床に転がした。
何をされるか理解したマサキが、この嘘吐き。と、シュウを睨んできながら言葉を吐くが、それに引き止められるような性格はしていない。その通りですよ。笑みを浮かべながら、シュウはマサキの両足を深く折って二つに畳んだ。視界の中央で口を緩くしている後孔。そこに自らの男性器を押し当てる。そうしてシュウは、ひと思いに彼の深いところへとその凶器を埋めていった――……。
※ ※ ※
「お前さあ、本当にさあ」
※ ※ ※
「お前さあ、本当にさあ」
シャワーを浴びてリビングに戻ってきたマサキが、テーブルの上に置かれているリモコンを見て顔を顰める。少しは我慢ってことを覚えろよ。そう云いながらリモコンを手に取って隣に座ったマサキに、嫌がらせですよ。シュウはクックと声を潜めて嗤った。
「下着を履く気になりましたか」
「なったよ。ああ、なった」
云って、Tシャツの裾を捲り上げてみせるマサキにシュウは溜息を吐いた。
確かに下着は履いてはいるが、自分を性的対象としている男の前でする行動にしては無防備が過ぎる。けれども、彼も自分も男。こうした日常の些事にまで恥じらいを持てというのは難しいことには違いない。
じっくり時間をかけて教え込んで行くことにしよう。そう自身を納得させたシュウは、再び論文集に目を落としながら、テレビを見始めたマサキを横目に。彼の今後の躾をどう行うかについて考えを巡らせていった。
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