@kyoさんが自らエロのリハビリに励む作品です。
※女装受け注意。
総じてエロはギャグのつもりで書いています。
あんまり締まらないラストになってしまってすみません。ということでリハビリ終了です。
明日からは本番。20周年リクエストの消化に入ります。
いやー、緊張しますね!
人様のリクエストを消化するのはやっぱり緊張するものなのですが、エロは特にその度合いが強いです。(そうでなくともエロは「これでいいのか?」と自問自答を繰り返して書くので)でも、なるべくよりよい作品を届けられるように頑張ります!では本文へどうぞ!
※女装受け注意。
総じてエロはギャグのつもりで書いています。
あんまり締まらないラストになってしまってすみません。ということでリハビリ終了です。
明日からは本番。20周年リクエストの消化に入ります。
いやー、緊張しますね!
人様のリクエストを消化するのはやっぱり緊張するものなのですが、エロは特にその度合いが強いです。(そうでなくともエロは「これでいいのか?」と自問自答を繰り返して書くので)でも、なるべくよりよい作品を届けられるように頑張ります!では本文へどうぞ!
<Paraphilia.(或いはPerverted love.)(了)>
そんなマサキの様子にシュウが気付くのはこの直ぐあとのこと。
その後のことをマサキは思い出したくない。
――ほら、マサキ。もっとちゃんと捲って。そうでないと良く見えないでしょう?
何度も精を吐き出したし、何度も精を吐き出された。
腕を引かれては、或いは腰を掴まれては背後から。若しくは足を大きく開かされては圧しかかるように。そして上に騎《の》せられては自ら腰を振った。時にはワンピースの裾を捲り上げるようにと、また時には自ら繊細な感度を誇る部分を慰めるようにと、シュウの要求は枚挙にいとまがなかったけれども、マサキはそれに翻意を唱えるでもなく逐一応じてみせた。
自らの意思の弱さが招いている自体なのはわかっている。
強烈な快感。ひとりでは決して味わえない悦楽は、ほんのささやかな刺激をシュウに与えられるだけで、牙を剥いてマサキを飲み込むまでにその身体の奥底に染み付いてしまっている。
――ほら、マサキ。もっと大きく足を開いて。私を受け入れているところを良く見せて。
ただ快楽に溺れるだけなら、何も相手はシュウでなくともいいのだ。
自らを慰める術を覚えてしまったマサキは、その行為で絶頂《オーガズム》を感じられるようになっていたし、それだけでも充分だと感じるようにもなっていた。けれども……あの凍るように射抜く紫の瞳が、そして冷淡に突き放す薄い口唇が、ただ自分の為だけに表情を変えてみせる。
それだけではない。甘ったるくも切ない吐息でもって、マサキの存在を迎え入れてくれる。
マサキはその快感を知ってしまった。
自分しか知らない表情を手に入れる悦びを。
それはたかだかコスプレに対する羞恥心ぐらいで抑えられるものではないのだ。去年だってそう。今年だってこうなってしまった。きっと来年だって同じような同じような展開になるに違いない。
シャワーを浴びたのち、崩れるように眠りに就いて、そして目覚めた朝。起き抜けの身体をベッドに横たえたまま、カーテンに閉ざされた薄暗い寝室の中で、マサキは散々な結果に終わった昨日の記念日を思い返した。
そうしてやけに疼く身体に顔を顰《しか》めながらも、隣に眠るシュウにそっと背中を向けて。
――ほら、マサキ……。
何度も呼ばれた名前を、鮮やかに脳裏に蘇らせながら、そうっと。だぼついたシュウのサイズの大きいパジャマの中に、小さく収まっている自らの身体。その胸元に手を忍ばせる。
片手で乳首を撫でながら股間の奥へと手を滑り込ませる。昨日あれだけやったのに……そう思いながらも、疼き出してしまった身体は、慰めないことには収まりそうにない。
緩く収縮を繰り返し始めた菊座が、待ち望んでいたかのようにマサキの指を深く飲み込む。はあ……と、つい漏れ出そうになる吐息。シュウを起こさぬようにときつく口唇を結んだ口の中にそれを封じ込めて、マサキはゆっくりと指を動かし始めた。
焦らすように、急かすように。
時間をかけてじっくりと、自らの指で自らの感度を高めてゆく。
途中で幾度となくシュウを欲しいと感じはしたものの、昨日の出来事が出来事だ。シュウとて簡単には起きはしまいだろうし、そもそも起きたとしてその機嫌がいいとも限らない。低血圧気味な男は朝に弱い。しかも例え相手がマサキであろうとも、不機嫌であることを隠さない性格でもあるのだ。
ちらと首を傾げてシュウを窺う。
天井を仰いで眠っている横顔は、まるで彫刻のようにぴくりとも動かない。寝息が聞こえてこなければ死んでいるのではないかと思いかねないまでに静かな寝相。なら、少しぐらいは……マサキは開いた足の膝を立てた。そしてより一層、今度は激しく指を動かし始めた――……。
そんなマサキの様子にシュウが気付くのはこの直ぐあとのこと。
――私がいるのに独りで愉しむなんて、あなたにはまだ躾が足りないようですね。
彼はマサキの異変には嗅覚が鋭いのだ。そしてマサキ同様に欲望に忠実で罪深い。
そうである以上、無論、マサキがただで済む筈もなく。足腰が立たなくなるまで犯され続けたマサキが自らの居所への帰路に着けるまでに回復するには、それから三日の時間が必要だった。
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