@kyoさん20周年おめでとう記念祭
今回のテーマは「シュウ&ザッシュ×マサキ」となっております。
わんこ攻めを頑張りました!笑
私が書くとザッシュはものっそい紳士になるんですけど、今回のザッシュは同時に欲望の男でもあります。わんこ攻めの真骨頂でもある甘え攻めを、是非とも皆様に味わっていただきたいので頑張りました。っていうか今気付いたんですけど、うちの白河、もしかしなくともNTR属性ある?笑
と、いうことで、本文へどうぞ!
今回のテーマは「シュウ&ザッシュ×マサキ」となっております。
わんこ攻めを頑張りました!笑
私が書くとザッシュはものっそい紳士になるんですけど、今回のザッシュは同時に欲望の男でもあります。わんこ攻めの真骨頂でもある甘え攻めを、是非とも皆様に味わっていただきたいので頑張りました。っていうか今気付いたんですけど、うちの白河、もしかしなくともNTR属性ある?笑
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<I must be change my love and love for me.(4)>
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「マサキさん……そろそろ出そう。出しても、いいですか」
膝を付いてシュウの男性器を口に含んでいるマサキの背後から、ザッシュが囁きかけてくる。髪の毛を撫でるシュウの手に合わせるように顔を動かして、その男性器に刺激を与えながら、塞がったままの口唇に、まだとは云えないマサキは、感じてしまった物足りなさに眉を顰めた。
ザッシュとシュウ、ふたりに秘所《アヌス》を責められて、達したばかりの身体だった。
それでも薬の効果で過敏に反応する身体。脱力感よりも快感を求める気持ちの方が勝《まさ》った。ぐったりと横たわったマサキの身体を、ザッシュとシュウは更にふたりがかりで愛撫し、存分な高まりをみせたマサキに新たな体位を強いたものだ。
その結果がこれだ。
背後からマサキの身体を抱き留めているザッシュの熱くも反り返った昂ぶりは、マサキの秘所《アヌス》を貫くことを止めなかったし、マサキの口唇を塞いでいるシュウの熱い昂ぶりもまた、マサキを解放してはくれなかった。
「物足りないの、マサキ?」
マサキの前髪を梳いて、その表情を確かめながらシュウが云う。
心地の良い快感を連続して与えてくれるザッシュの男性器だったけれども、達したばかりのマサキを再びの絶頂に導くには、まだまだ刺激が足りない。そんなマサキの気持ちが露わになっていたのだろう。マサキが晒した表情は、シュウに満足を感じさせるものであったようだ。実に愉し気に、低くも殺した声で彼は嗤う。
「そうなんですか、マサキさん?」
不規則に跳ねる吐息がマサキの耳元にかかる。耳元に口を寄せて、囁くような声で訊ねてくるザッシュに、事実そう思っているからといっても容易く頷ける筈がなく。素直なのも考えものだとマサキは思いながら、気まずさを押し隠すように瞼を伏せて、ひたすらシュウへの奉仕を続けた。
「黙るということは図星なのでしょう」そして、シュウは再びマサキの髪を梳くように撫でながら言葉を継いだ。「大丈夫ですよ、マサキ。ちゃんとあなたが満足するまで付き合いますよ。自分で云ったこともありますしね。そうでしょう、ザシュフォード」
穏やかに浮かぶ微笑みが空恐ろしい。だというのに、その瞬間、自分がどうふたりに満足させられるのかと考えてしまったマサキは、自らのあられもない妄想に強烈な疼きを感じてしまった。
身体の芯が、猛烈な飢餓感を訴えている。それを解消させるように、マサキはシュウの男性器を飲み込み続けた。口唇を滑らせては適度な刺激を与え、口腔内で舌を這わせる。そして、少し吐き出しては、その根元から先端まで舌先で舐《ねぶ》ってゆく――……。
「そうですね。あなたが許してくれるのであれば、僕もそれに付き合いますよ」
大分、この特殊な状況にも慣れてきたようだ。ザッシュはシュウの呼びかけに同意してみせると、「ねえ、マサキさん。こうされるの好きなんですよね?」と、マサキの身体を抱《いだ》いていた手を乳首に滑らせてきた。
一気にマサキの身体が熱を持つ。
疼く身体に与えられる刺激は、マサキの身体を欲望に縛り付けた。シュウの男性器を咥えている口唇の端から、留めきれない声が洩れ出る。その痺れるような快感は、マサキの背中を跳ねさせた。
「気持ちいいですか、マサキさん……」
繰り返し秘所《アヌス》に抜き差しされる男性器が、徐々にその動きを早めてゆく。
乳首を撫でられる度に収縮するマサキの秘所《アヌス》は、そうでなくとも限界を迎えつつあったザッシュを、抜き差しならない状態に導いたようだ。「ああ、もう出る……」溜息とともに吐き出したザッシュは、一層激しくマサキの中に腰を進めてくると、直後。
マサキを強く抱き締めると、熱く迸《ほとばし》る自らの精液をその身体の奥に放ってきた。
「パフェと比べると食いでがなかったな」
「小腹を満たすのには、丁度いいくらいの量でしたよ。食後のデザートだったら、このぐらいがいいんでしょうね。それに、あんまり量が多いと頭が痛くなりませんか」
「そうなんだよな。でも俺は、もうちょっとがっつりいける方が……」
こじんまりとした器に盛られたチョコレートサンデーは、食べ盛りのマサキにとっては物足りなく感じられる量だった。これが舌が溶けるほどに甘いデザートだったら、このぐらいの量でも満足を感じられたのだ。
幸か不幸か。程良く甘さを抑えられたチョコレートサンデーは、舌が貧しいマサキでも美味しく食べられるものだった。だからこそ、余計に物足りないと感じてしまう。
デザート後の|飲み物《ドリンク》は、温かい紅茶にした。
ちんまりとしたカップ。お代わり用のポットが付いてくるものの、あっという間に飲み終えそうな量だ。対面のザッシュが飲んでいる珈琲のカップも似たようなサイズだったし、店の前にあったショーケース内の料理のサンプルも全体的に小さかったことから、この店で提供されるアイテムはそういった大きさのものが標準なようだ。
「この店の料理は小さめなんだな」マサキはメニューブックを開いた。「写真だと大きく見えるけど、このサンドイッチもあのサイズだぜ」
近くのテーブルで遅めの昼食を摂っている女性のふたり組。ザッシュにメニューブックを差し出し、会話を楽しみながらサンドイッチを食んでいる彼女らを視線で指し示せば、思ったよりも小食な性質《たち》らしい。「あのくらいで丁度いいと思いますけど」ザッシュは首を傾げてみせた。
「マサキさん、もしかしてお昼抜きですか」
「一応、食って出てきたんだけどな。もっとサイズのあるデザートを食べるもんだとばかり思ってたからさ、昼飯、ってほどには食ってないんだよ」
メニューブックを引き取ったマサキは、その頁を爪弾く。
ここでこのまま食事にしても良かったが、食べ盛りのマサキからすると金額に見合わない量。とりたてて金に不自由している訳ではなかったものの、小洒落た料理ばかりが並ぶメニューにはあまり食指が動かない。止めた、とマサキはメニューブックを元の位置に戻すと、どういった料理で空腹を満たすか考え始めた。
「だったら、近くにマサキさんが好きそうなお店がありますよ。この時間ならもう開いてるでしょうし、行きませんか?」
伝票を取り上げて、ザッシュが席を立つ。彼の中では次の店にマサキと行くことが決まっているのだろう。スムーズにテーブルの間を抜け、レジへと向かってゆく。
当然のようにふたり分の勘定を済ませようとするザッシュを追いかけるべく、マサキも慌てて席を立つ。そして、財布を出して自分の分を支払おうとすれば、「いいですよ。僕が誘ったんですから」
いつものこととはいえ、積もり積もれば相当の金額だ。少しぐらいは、とマサキは縋ってみせるも、ザッシュは頑なにマサキからの金銭を受け取ろうとしない。そのまま、ウエイトレスに食事の礼を述べて店を出てゆくザッシュに、マサキは仕方なしに財布を仕舞い、肩を並べて歩き始めた。
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